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2007年01月02日
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カテゴリ:小説

 新年あけましておめでとうございます。

新しい年になれば少しはヒマになるかと思いきや・・・なかなか忙しい毎日です。
皆様、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、管理人の今年最初の楽しみは「墨攻」という映画が日本公開されることです。


■新潮文庫
■1994年07月
■価格 \ 362(税込\ 380)

中国を題材にした日本人の小説が中国人の手によって映画化されるなんてなんか驚きですが、小説よりも漫画化されたものを原案として作った映画だそうですから予習をするならコミックスの方がよさそうです。

で、なんで管理人が先に小説を読んだかというと、過去にこの酒見賢一氏の小説「後宮小説」を先にアニメで見てしまったため変な印象が残り小説を楽しめなかった・・・という経験があるからです。文章には文章の味わいがあるものですからまずはそれを味わうべし、と今回は先に小説を読んでおいたわけです。

案の定、非常にさっぱりとした小説でした。淡白と言っていいくらい。登場人物に感情移入もさせないまま淡々と進んでいきます。なのに「どうなるのか」とドキドキし、木やら石やらで築かれる防御の壁、それを打ち破らんとする攻撃の兵士たちが脳内で確かな感触を持って動き出します。余分な描写がないだけに自分の中にある知識で状況が作り出されて確固たる感触を持って体感させられているわけです。
これは面白いです。そしてこの自分の脳内の映像が正しかったのか、どの部分で足りなかったのか、映画の映像で確認できると思うとワクワクします。
 歴史の教科書のたった1,2行では興味を抱けない「墨子」や「墨家集団」に対してもかなりの興味がむくむく湧き上がります。

仕事を淡々とこなす職人は今でも存在するのだから、革離(かくり)のような男は実際にいたかも知れない。それを城攻防の主人公に持ってくるところがまた面白い。

サクサク仕事をこなしていく革離のように読者もサクサク読んでいってしまう小説でした。

しかし・・・アンディが革離か~。最後はともかくどうなんでしょう?革離のよさが引き出せるかな?







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最終更新日  2007年01月02日 12時41分54秒
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