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2006.08.12
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カテゴリ:占い系よもやま話
こんばんは、星見当番です。「ホロスコープをざっくり読む」まだまだ続いております。


【12ハウスって何だ?】

アセンダント(以下、ASCと略します)とディセンダント(これも以下DESと略します)、
それからMCとICはホロスコープの四つの「かなめ」です。この四つのかなめを基点とする
第一・第四・第七・第十室のことを「アンギュラーハウス」と呼ぶ、というところまで
前回は書きました。

そういえば「ハウスって何なのか」というの、まだちゃんと説明していませんでした(汗)。
「サインとはどう違うのか」ということも。サインは12個あり、ハウスも12室あります。
また後日、詳しく解説するつもりですが、12サインの意味と12ハウスの意味を読み比べると
非常に似ているのがわかります。第一室が出発点としての自分、第四室が自分の家庭やルーツ、
第七室はパートナー、第十室は天職・キャリア。これらはそれぞれ、12サインの牡羊座・蟹座・
天秤座・山羊座と共通してるんですね。

サインという天の番地分けは、大きくて非個人的なものです。地球のどこにいようとも、
2006年8月12日の22時30分(日本時間)には太陽は地球から見て獅子座の方角にあり、
月は牡羊座、ドラゴンヘッドは蠍座にあります。本日22時30分(日本時間)に生まれた子供は
全員「太陽サインは獅子座・月サインは牡羊座・ドラゴンヘッドサインは魚座」となります。

しかし、全く同じ瞬間に生まれた子供でも「地球上のどこで生まれたか」によって、
同じサインにある天体が「その地点から見てどの方角に見えるか」は違ってきます。
2006年8月12日22時30分(日本時間)に東京で生まれたなら、東京は今、夜ですから
太陽は地平線の下深くに沈んでいます。ハウスで言ったら「第四室」です。

全く同じ瞬間、ブラジルあたり―日本から見て「地球の裏側」に当たる場所―では
現地時間で何時に当たるのかはわかりませんが、とにかくお昼の筈ですね。
太陽は頭上、第十室あたりで輝いている筈です。同じ瞬間に、太陽が沈む頃だったり
日の出の頃だったりする土地というのもあるわけです。

「何年何月何日に」というのがわかれば、その時どのサインにどの天体が入っていたか
だいたいわかりますが、「どこで・何時何分に」というところまでわからないと
「ハウス」は確定できません。12ハウスというのは、12サインよりももっと「人間寄り」
「自分寄り」と言うか「その瞬間・その地点から見た空がどう見えたか」を知るための
番地分けです。

12サインという大きな分類をぐっと地上に引き寄せて、個人的にしたものがハウスです。
たとえば射手座と第九室はどちらも「大学などの高等教育」や「外国」に関係していますが
サインである「射手座」は大きな意味での「大学というもの」「外国というもの」を
意味するのに対して、ハウスである「第九室」はあくまで「自分の出会う大学というもの」
「自分にとっての外国というもの」を意味する、というような違いです。

12サインが「天」ならば12ハウスは「地」。天・地と来たらその間に立つ「人」もあるのか…?
西洋占星術で「天・地・人」の「人」に当たるのは天体、そして人間自身ですね。
占星術の本では「天体は役者・サインは衣装・ハウスは舞台」などと言われてたりもします。
さてここまでで「ハウスって何だ」は一旦中断しまして―

【立てば芍薬座れば牡丹】

ASC・IC・DES・MCを起点とするアンギュラーハウスにある天体は、
出生図において大きな意味を持ちます。「かなめのハウス」に入っている
「かなめの星」というわけです。特に、ハウスの起点(カスプ)に近ければ近いほど
その天体の影響は強くなります。

第一室(ASCが起点)

東の地平線下にあるハウス。自分自身、人生の原点あるいは出発点を表します。
他人から認識されやすい(自分では意識しにくい)自分の印象や容貌も表します。
「アセンダント」は「上昇するもの」という意味で、第一室のことを「上昇宮」とも
呼びます。出生図でここに入っている天体は、生まれた瞬間に東の地平線から
まさに昇ろうとしていた天体です。

実は、いわゆる「12星座占い(太陽サイン占い)」が普及する以前、
いわゆる「生まれ星座」とは「太陽サイン」ではなく第一室のカスプである
「アセンダント」のサインのことでした。天体は東から昇り西に沈みます。
東の地平線・アセンダントは「天体が生まれる場所」です。生まれた瞬間に
東の空に昇ってこようとしていたサイン・あるいは天体というのは、象徴的に
「その人と共に生まれた星」です。その、同じ瞬間に、共に生まれた星が
その人の一生を支配し守護する、と昔は考えられていたのです。

現代の占星術でも、第一室のカスプであるASCのサインは太陽・月のサインと同じくらい
重要視されています。太陽サイン・月サイン・ASCサインの三つを押さえれば、
大体その人の性格をつかめる、と言います。

太陽サインはその人の中心となる動機や目指すもの、「一番輝いている時の自分」、
月サインはその人が安心感を得るために必要とするもの、その人の子供時代、
「リラックスした時の自分・自分の“地”の部分」、そしてASCサインはその人の
「外面(そとづら)」、「外界と自分が接している、戦場で言う最前線の部分」
「他人に見せている・見られている自分」です。

美人の形容として「立てば芍薬座れば牡丹、歩く姿は百合の花」と言いますが
それを太陽・月・ASCに当て嵌めれば「立てば太陽・座れば月・歩く姿はASC」
…と、語呂は合いませんがこんな感じでしょうか。

当番の場合だと、第一室のカスプ・ASCは獅子座27度45分にあるのでASC獅子座、
太陽は射手座、月は乙女座です。「立てば芍薬」式に言えば「立てば射手座」、
自らの力で立ち、輝いている自分、「こうありたい!」と願う自分は射手座であり
「座れば乙女座」、リラックスしている自分、子供時代の自分、「実はこうなの」
という「地」の自分は乙女座。そして「歩く姿は獅子座」、よそ様に見せている自分、
よそ様の目に映りやすい自分の姿は獅子座的であるということです。

なお、ASCから始まる第一室に天体が入っている場合は、その天体の示す意味も
「歩く姿は…」の部分に影響します。特にASCに5度以内で接近している天体は
「上昇星(ライジングプラネット)」と言って、その人の印象や容貌に大きく影響すると
言われています。正確には、ASCを挟んで上下5度以内なので第十二室の終わり5度以内に
入っている天体も上昇星とします。ASCを挟んで上下5度以内ということは、生まれた瞬間に
東の地平線上(第十二室)に顔を出していたか、地平線下(第一室)で出番を待っていたか
ということですからその人とは「時を同じくして生まれた、天の双子」ということになります。

当番の場合で言うと、ASCが獅子座27度45分で、月が乙女座の1度27分です。
ASCと月の角度差は4度42分ですから、5度以内ぎりぎりに入っている「上昇星」です。
当番の「天の双子」は乙女座の月、ってことですね。この乙女座の月は当番にとっての
「座れば牡丹」、つまり自分の地の部分を表すものでもあるんですが、ASCのサインである
獅子座と共に、それが自分の「前線」に出ていて傍目からも見えやすいというわけです。

…で、「立てば芍薬」わが出生図における十天体連合軍の「大将」に当たる射手座の太陽は、
「前線」をASC獅子座と乙女の月に任せて、地平線下で一番低い位置の「第四室」に立て篭もって
糸を引いている、とな。ウチの大将、射手座の割に「暗躍」がお好き(^^;)☆\(--;)…

今夜は12ハウスとは何ぞや、というのと第一室に位置する天体とサインについて書くので
時間いっぱいになってしまいました。他の「かなめ星」第四・第七・第十室にある天体と
サインについては、また後日。






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最終更新日  2006.08.13 00:50:16
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