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星見当番の三角テント

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歌織@星見当番

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2009.08.19
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カテゴリ:雑談系よもやま
こんばんは、当番@帰宅途上です。
帰宅してから時間が取れるかわからないので、
今夜はケータイから取り急ぎお知らせのみお送りします。

日本時間で明日8月20日の19時03分から獅子座新月タイムです。
(日本以外からテントをご覧の皆様は、お手数ですが上記の時刻に
現在おいでの場所との時差を足し引きして現地時刻を算出してください。)

通常のお願い事ベストタイムは開始から8時間以内ですが、
今回はその中にさらにベストオブベストタイムが存在します。
詳しくは、先日出した獅子座の新月予報2009をお読みください。

ここまでがお知らせ。以後は雑談と近日更新のネタ予告です。

当番、現在『典座教訓(てんぞきょうくん)』を読んでいます。
道元が書いた、禅寺で料理を担当するお坊さん(=典座)の心得書です。
むろん、当番の貧弱な脳味噌で原文に歯が立つわけがないので
原文に平易な現代語訳と楽しい評釈がついた超親切設計の本です。
角川ソフィア文庫・ビギナーズ日本の思想シリーズの一冊、
『道元「典座教訓」禅の食事と心』です。原文は勿論、道元。
現代語訳と解説は自身も禅僧で長く典座をつとめた藤井宗哲。
(執筆途中で藤井宗哲が亡くなったので、後半の解説は柿沼忍昭。
なお、本文イラストも柿沼忍昭。)

この本、いいです。久々のヒットです。
横浜に遊びに行ったとき、ホテルで読む本を買おうと立ち寄った書店で
見つけたんですけどね。たった174ページ税込660円、買った日からずっと
朝晩繰り返し読んでも読み飽きない。楽しい。深い。

某・禅寺が舞台の弁当箱本と、それのスピンオフ作品である某探偵小説に
『典座教訓』が登場したので、当番いつかは読んでみたいと思っておりました。
とは言え、読みたいリストの最上位にある本というわけでもなかったので
名前だけ記憶して放っておきました。書店で偶然見つけて思い出し、
パッと買ったら実に読みやすい解説付きで実にラッキーでした。

角川文庫版のこの本は、全体を18のパートに分けて、パートごとに
まず平易な現代語訳(逐語訳ではなく、わかりにくい仏教故事は
その場その場で説明してくれる)を置き、次に対応する原文を総ルビ付きで、
その後、藤井宗哲による解説が続きます。解説には、実際の禅寺での
食に関するエピソードが織り込まれていて、禅寺生活ガイドにもなっています。
さらに章の合間にはかんたんな精進料理のレシピも!

原文も勿論素晴らしいのですが、現代語訳と解説が実に「美味」です。
さすがは長年「典座」をつとめたお坊様、もとの味は残し、かつ
現代人の軟弱な歯と腹でもその味を知ることができるように
原文を丁寧に「料理」してくださってます。

料理が好きな方、禅に興味のある方、某弁当箱本が好きな方に超お薦め。
ダイエットのため自炊を始めた方や、食について考え始めた方、
菜食とかロハスとかマクロビとか、憧れてしまう人もしゃらくせぇと思う人も。
そして、不謹慎ながら当番と同じく枯れ専で老賢者萌えな人にもお薦め。
(現代語訳の藤井宗哲さん、文章を拝見するだけでもかなりのステキ老師です)

それから、忘れちゃいけない、岡倉天心『茶の本』が好きな方にもお薦め。
当番の本棚には『茶の本』とアン・モロウ・リンドバーグの『海からの贈り物』が
文庫で仲良く並んでいますが、今後はその隣に『典座教訓』も並べる予定です。
当番の中では、この三冊は同じカテゴリです。

『典座教訓』のどこに当番がグッときたかについては後日暑苦しく語りたい所存。





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最終更新日  2009.08.19 23:16:41
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