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カテゴリ:検察とマスコミ
いつ自分の身に降りかかるか分からない。
自分だけは大丈夫と思いますか? まさかって思うけど、何かの拍子に巻き込まれないとは言えません。 まさかの時はもう遅い。自殺、変死に追い込まれる事もありますから、 泥棒、強盗より怖い「検察」にご用心! ■「自殺者が出る事件はスジがいい」(特捜検察の合言葉)・主要事件の自殺・変死者リスト(日々坦々) <転載> 郷原信郎元検事の著書「検察の正義 (ちくま新書)」の中に「自殺者が出る事件はスジがいい」と特捜部内で言われているという話が出てくる。 この言葉が、本を読み進む中で常に頭の片隅に残っていて、非情な検察での取調べに郷原氏自身が違和感を覚えた、という箇所など多いに共感を覚えた。 大きな事件では、必ず「自殺者」や「変死者」などが、ある意味での犠牲者として出る。 特捜部の非情な取調べに精神的に追い詰められていき、実行はしなかったものの、常に「自殺」の二文字がよぎった、などと証言する人も多い。 特捜部が扱う事件は物的証拠が少ない中での「自白」が重要視されるため、事情聴取はあらゆる手段を講じ、過酷な取調べが続くことになる。 週刊朝日2/5号に「佐藤栄佐久・前福島県知事の"冤罪"、支持者脅し虚偽の自白に追い込む検察の手口」と題し、非情な検察の取調べの様子が覗える。知事の支持者らに「知事の悪口を一つでいいから言ってくれ」「想像でいいから言え」とか、会社経営者に対しては「会社をつぶされたくなかったら言え。国税を動かせばいつでもつぶせるぞ」などあの手この手で知事を追い込み、自殺者まで出たことを検察から聞かされた佐藤知事は、支援者達が「人質」になって、理不尽な取調べをこれ以上続かせないため、逮捕から5日後に虚偽の「自白」をしている。 大型事件と自殺者を調べていく中で、表に出ているものは極一部であり、被疑者自身やその家族・参考人で聴取された関係者など、自殺や自殺未遂に追い詰められた人はもっと多いだろうということは簡単に予測できる。 以下「主な疑獄・経済事件関連死」を参考にしながらまとめてみた。 なお、「取り調べ」と「自殺」を調べていく内に、「特捜マター」以上に「警察マター」の取調べで、多数の自殺者が出ているようなので追加した。(※自殺者の中には罪の重さに耐えかねた方もいると思われる) *****政治ブログ*********** ●「長銀粉飾決算事件(日債銀不正経理)」(佐久間達哉が主任検事) ・1999年5月6日、上原隆・長銀副頭取が東京・杉並のビジネスホテルで首吊り自殺 ・1999年5月17日、福田一憲・長銀大阪支店長が西宮の同行武庫川寮自室で首吊り自殺 ・2000年4月27日、阿部泰治・長銀元常務(そごう副社長)が鎌倉の自宅で首吊り自殺 ・2000年9月20日、本間忠世・日債銀社長が大阪・北のシティホテルで首吊り自殺(他殺説あり) ・2000年10月10日、中沢幸夫・そごう元副社長が西宮の自宅で首吊り自殺 ●「福島県ダム汚職事件」(佐久間特捜部部長・当時副部長が指揮) ・2006年8月15日、河野茂典・東急建設執行役員・東北支店長が東京・中央区のホテルで飛び降り自殺 ・佐藤栄佐久元福島県知事の弟の会社の総務部長と支援者、東急建設の2人の合計4人が自殺を図る。総務部長は一命を取り留めたが意識不明の重体。 ・佐藤氏の妹さんは、東京地検に、連日の事情聴取を受け、倒れました。郡山の家族が上京し、地検まで駆け付けると、医者も呼ばず、病院にも連れていかれず、意識不明のまま。家族が、救急病院に連れていったときには、脱水症状で危険な状態にあったそうです。膨大な数の、佐藤元知事の関係者が、絨毯爆撃のように取り調べを受け、「嘘でもいいから、佐藤の悪口を言え」と強要されたといいます。 苦しくなって、虚偽の証言をした人は、良心の呵責に耐えられず、死にたくなったと、何人の方々が告白したそうです。検事は、佐藤氏に、「金も、人も、時間も、いくらでもあるんだ」と言って脅したそうです。誰の金だ、と言いたい。(ジャーナリスト岩上安身氏がツイッターで) 参照:知事抹殺 つくられた福島県汚職事件 ●「西松建設事件」(佐久間特捜部長) ・2009年2月25日、右近謙一・長野県参事(部長級)・県知事元秘書が長野市西長野の裾花川沿いで首吊り自殺(東京地検特捜部の事情聴取を受けていた) ●「利益供与事件(日興證券事件)」 ・1997年6月29日、宮崎邦次・元第一勧業銀行会長 が東京の自宅で首吊り自殺 ・1998年1月28日、大月 洋一・大蔵省銀行局・金融取引管理官が東京の官舎で首吊り自殺 (東京地検から出頭要請を受けていた。) ・1998年1月30日、吉田 一雄・道路施設サービス社長が首吊り自殺 ・1998年2月19日、新井将敬・衆議院議員が東京・品川のホテルで首吊り自殺(衆議院議院運営委員会で逮捕許諾決議が可決されて本会議で逮捕許諾決議が採決される直前に『最後の言葉だけは聞いてください。私は潔白です』と発言した翌日、都内のホテル(ホテルパシフィック東京)で首を吊った死体として発見された。 部屋にはウイスキーの空き瓶が沢山落ちていたという。自殺か他殺かには諸説があり、いまだ明らかになっていない。参照:誰が新井将敬を殺したか) ・1998年3月12・14日、杉山吉男・大蔵省銀行局中小金融課・課長補佐が自宅で首吊り自殺 ・1998年5月1日、鴨志田孝之・日本銀行理事が東京・板橋の分譲団地(実家)で首吊り自殺 ●「りそな疑獄事件」 ・2003年4月24日、平田聡・朝日監査法人・シニアマネージャー・公認会計士が自宅マンションから飛び降り自殺(他殺説あり)参照:りそなの会計士はなぜ死んだのか ●「緑資源機構談合疑惑」(岩村修二検事) ・2007年5月28日、松岡利勝・農林水産大臣が東京・赤坂の議員宿舎で首吊り自殺。(他殺疑惑もあり)談合疑惑で検察が松岡大臣にターゲットを絞り捜査を進めてきていた。本人聴取は時間の問題だったと一部では言われている。 ・2007年5月29日、山崎 進一・元森林開発公団(現・緑資源機構)理事が横浜・青葉の自宅マンションから飛び降り自殺 ●「ライブドア事件」(大鶴基成特捜部長) ・2006年1月18日、野口英昭・エイチ・エス証券副社長(ライブドア元取締役)が沖縄のカプセルホテルで自殺(他殺説あり) ・大西LD投資組合社長が行方不明 ●「耐震強度偽装事件」 ・1級建築士姉歯秀次の妻 ・2005年11月2日、森田設計事務所の森田信秀社長(ただこの自殺は他殺説があり、鎌倉の海岸で全裸で発見された、という報道とワイシャツに黒ズボンで発見されたとする報道があったり、遺書もないのに警察の自殺の断定があまりにも早いことにも不信感が出ている) ・2005年12月6日、草苅逸男一級建築士の設計事務所爆発で焼死。 ・2006年2月、朝日新聞社会部次長の斎賀孝治氏が死去(自転車の転倒による脳内出血?不自然な事故死。朝日社内では自殺。大臣認定の構造計算プログラムに問題がある点を指摘していた) ●歴史を振り返ると 「造船疑獄」 ・1954年3月29日、雛田英夫・運輸省海運調整部総務課・雛田英夫課長補佐が運輸省本庁舎から飛び降り自殺 ・1954年4月13日、宮島利雄・石川島重工重役が世田谷の自宅で首吊り自殺 「日通事件」 ・1968年2月18日、福島秀行・日本通運・資金課長(日通前社長・福島敏行の次男)が検察庁ビルから飛び降り自殺(その日参考人として検察庁で取調べを受けていた) 「ロッキード事件」 ・1976年8月1日、笠原政則・田中角栄元首相私設秘書が埼玉・都畿川村の林道で排ガス自殺 「リクルート事件」(主任検事は宗像紀夫) ・1989年4月26日、青木伊平・元竹下登在東京秘書が東京・代々木の自宅で首吊り自殺 まさかの時はもう遅い…(2)へ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.02.13 10:34:46
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