カテゴリ:星・天体
今更に双眼鏡を1つ買いました。
管理人はこれまでも観測会で参加者さんに双眼鏡での星見の楽しさを知ってもらうための貸し出し用(今年は貸してないけど)にお買い得品を見つけては買ってきたし、いつでも星が見れるように車に積みっぱなしにする為の双眼鏡とかも買ってもいるのでもう6~7本は双眼鏡を持っているんだけど(ほとんど3000円~5000円のmono)、今回買ったものはこんなもの↓。 ↑コレでもちゃんとした双眼鏡なんです^^;。 ↑一般的な双眼鏡と比べるとえらい小さいです。 ↑長さも1/4くらい。 ↑でもレンズだけは普通の双眼鏡とほぼ同じ直径42mm。 これがどんな双眼鏡かというと、お星様を見る時の双眼鏡は小さな天体を大きく見たり暗い天体を明るく見るために使うんだけど、この双眼鏡は星空を"広く"見るためのもの。 倍率は2.1倍(一般的な双眼鏡は7~10倍くらい)なので星雲や星団などを見るには適さないんだけど、でもそれでいいんです。広く見れるので星座が1つ1つ見れるって感じで、これが欲しかったんです♪。 ↑例えばカシオペア座を見るとこんな感じで星座全体を見渡すことが出来ます。 ちなみにこの図はステラナビゲーターで描写した星図を管理人が加工したもので、白く丸い輪が昨日使ってみた視野の"管理人の印象"です(視野角とかは計算していません)。 ↑例えばはくちょう座もデネブからアルビレオまでと、俗に言う北十字の形を一度に見ることが出来ました。 ↑ただ、北斗七星はこんな感じ(あくまでも管理人が見た印象です)。 双眼鏡を動かさないで右端を見たり左端を見るようにすれば何とか北斗七星の7つの星が見れたけど、上の図のカシオペアやはくちょうみたいに7つの星が全部視野内に見れる…というものではありませんでした。 でもこれは北斗七星の大きさに合わせて設計したわけではないし(多分)、それだけ北斗七星が大きいってことなんですけどね。 他にはこと座は小さめの星座でもあるので、視野の真ん中にきれいに見ることが出来、ヘラクレス座も6コの星はきれいに視野内に見ることが出来ました。 また、さそり座は全体の2/3くらいを一度に見ることが出来、いて座はティーカップが良く判りました。 ただし月を見てもあまり面白くないんです(あくまでも管理人が見た印象です)。 ↑例えば肉眼で月がこんな感じで見れたとして、それをこの双眼鏡で見てみても↓ ↑ちょろ…っというか一回り大きく見れるくらいなんです。 ただ、これは倍率が2倍ということと、この双眼鏡の仕事は星空を広く見ることなので、これは欠点ではありません。 見え方を比べるために同時に持っていた双眼鏡(42mm×7倍)では月のクレーターも確認できたので、月を良く見たければ普通の双眼鏡を使えばいいだけのこと。 逆に、クレーターが見れた双眼鏡でカシオペア座を見ても、5つの星の3つくらいしか一度に見ることが出来ません。要は適材適所ってところですかね。 実はこのテの星空を広く見るための双眼鏡が発売されたのはもう20年くらい前になるんじゃないかな?。当時も欲しい~♪って思ったんだけど、お値段が25000円くらいでちとお高く、それなら普通の双眼鏡を買った方がいいかな…と一度は諦めておりました。 その後広視野の双眼鏡の需要も出来てきたのか某国内の望遠鏡メーカーさんも同様の商品を作り、国産品だし価格も2万円くらいだったからか買っちゃおうかな…と思いながらもその2万円を捻出することができず(-.-)、これも諦め、でもいつかはこの双眼鏡も買いたい…とずーっと思ってきていたんです。 そんなところに先日某外資系巨大通販サイトさんの望遠鏡グッズを見ているとこのテの広視野双眼鏡がいくつも並んでいました(゜o゜)。やっぱり需要があるのか知らぬ間に何種類も作られていたようで、その中に大陸製だけど9880円のmonoを発見っ。国産のモノと比べて半額♪だし、評価も良いようなので思い切って買ったという次第です。 で、双眼鏡自体の造りは良さげ。結構ズッシリしていてピントリングも適度な重さがあり安っぽさは感じません(あくまでも管理人の…、もういいですね(^^ゞ)。 実際に星空を眺めても、眼鏡を使っていると視野が狭くなるとか、視野の半分くらいしか星が点状にならずに周辺は星が伸びちゃうのは確かだけど、でもそれで星座を見ても不満もなく、改めてひとつひとつの星座を確認してゆくのも楽しく感じました。 今回は3等星までしか見えない街中の暗いところから眺めてみただけですが、早く条件の良い所から天の川を流して見てみたいものです、でもこれは貸し出しはせずに管理人専用機だな♪^^;。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[星・天体] カテゴリの最新記事
|
|