Debianで、MP770を使う
Debian(sarge)で、MP770を使おうと、試行錯誤中です。WindowsホストのVMwareに、ゲストOSとして、Debianを入れ、Windowsホストに接続されたMP770から印刷しようとしています。方法は、大きく分けて3つ考えられます。1.Windowsに仮想のPostscriptプリンタをインストールして共有しDebianから接続する。2.Windowsに接続されたMP700を共有しDebianから接続する。3.USBを使って、直接、接続する。方法1は、LinuxでサポートされていないプリンタでもLinuxで使える方法で、たぶん、一番、確実な方法だと思います。方法2は、Linuxでサポートされているプリンタしか使えない方法です。MP770は、Linuxでサポートされていませんが、Canonの別のプリンタのドライバを使うと印字できるようです。方法3は、試していませんが、できるのかもしれません。 今回、方法2。Windowsに接続されたMP770を共有プリンタに設定し、それをDebianから使うことにしました。 MP770を直接サポートするドライバは、2005/12/15現在ありません。そのため、互換性のあるプリンタのドライバを使うことになります。調べてみると、MP770は、プリンタとしては、ip4100と同じであるそうです。 各種のソフトのインストールを終え、ブラウザから、http://localhost:631/ を開き、設定を行うことにしました。しかし、プリンタを追加しようとしても、ip4100はありません。代わりに、Bjc-8200を選んで、試してみました。 結果、トレイを選択できません。たぶん、背後から紙を挿入してやれば印刷できるのだと思いますが、トレイが使えないと意味がないので、この選択は失敗でした。 canonは、Linux向けのドライバを提供しているので探しに行きました。ip4100のドライバもあります。ただ、残念なことに、rpmパッケージで、Debianはサポート対象ではないようです。とりあえず、ダウンロードして、rpmパッケージをdebパッケージに変換して、インストールしてみました。 結果、動きません。インターネットの情報によれば、libtiff,libpng関係のパッケージをインストールすると動くという話もあるのですが、うまく、動きませんでした。 canonのドライバをDebianで使えるようにして、公開しているサイトもあるのですが、まだ、最新バージョン2.5は公開されていないので、ip4100のドライバを使うことはあきらめました。 とりあえず、canonのドライバのパッケージをアンインストール。 ブラウザから、http://localhost:631/ を開き、設定を行うことにしました。今度は、BJC-800を選び、設定終了。テストプリントも無事にできました。 しかし、FireFoxから印刷すると、印刷できません。また、再びテストプリントを行おうとしても、動きません。どこかにデータが溜まってしまうらしく、プリンタを変更する作業を行い、uriを指定するあたりで、以前のデータが印刷されるという妙な動きをします。いろいろ設定しても、うまくいかないので、この日の作業を中止し寝ました。 次の日、debianを起動すると、起動中に、先日の印刷が行われました。他のことを行っているとき、別のページが印刷されました。 つまり、1回目の印刷は、すぐに行われます。しかし、2回目の印刷以降は、異様に長い時間が経過してから行われます。この文章を書いているときも、数十分おきに、先日の印刷が行われています。 ドライバの設定というより、他に、何か問題があるような気もします。HDDの残り容量が少ないのが問題なのでしょうか。ftp.jp.debian.org は、しばしば、繋がらなくなります。なぜ?