|
引っ込み思案な子ほど、否定しないで自信が生まれる 『こわがってないで!ほんとに引っ込み思案なんだから』 ↓ 『あなたはとっても慎重だね。この次は○○してみようか?』 ディズニーランドに行って向こうからミッキーが来た。 『わ~、ミッキーさんだ!』と駆け寄って握手する子もいれば、ママの後ろに隠れてモジモジする子供もいる。 参観日でも元気よく手を挙げる子もいれば、ジーッと下を向いている子もいる。 学芸会だって全身で飛び回る子、棒立ちで蚊の泣く声になってる子、さまざま。 『うちの子は消極的なんですけど、どうしたら?』 2つの場合がある ママ自身が子供の頃『引っ込み思案』と責められてきた場合。 同じように叱ってしまう。自分は消極的だったけど、子供には積極的になってもらいたい思い。 もう一つはママがとても積極的な場合。自分だったら、もっと堂々と発言したり手を上げたり出来るのに。どうしてこの子は出来ないのかと、イライラしてしまう。 どこでも、ハッキリものが言えて、シャキッとしているのがよくて、モジモジしているのはよくないという意識がある。 子供はいろいろな個性がある。そん子の今を認めてあげなければ、とてもではないけど積極的にはならない。 今は、積極的にしたくないんだな、それでいいよ。と認めてもらえれば、もっと自信が持てる。 消極的だと否定せず、『あなたはとても慎重だね』学芸会で目立てばいいというものではない。 『あなたの声、ほとんど聞こえなかったし、後ろの方でガッカリ』 ↓ 『セリフちゃんと言えたんだね。ママ嬉しかった』 と言えば、自分にも出来るんだ。あがっちゃったけどダメじゃなかった。と自信が生まれる。肯定してあげれば、自分はこれでもいいんだなと感じ、今度はもう一歩踏み出そうかなと思える。 もっと、積極的になりなさい。もっと明るくなりなさい。なんて言っても、抽象的では分からない。そうなってほしければ、具体的な提案をする。 『思い切って、学級委員に立候補してみるのはどう?』 『○ちゃんからいつも電話をもらうから、今度はあなたがかけてみる?』 子供に積極的になってほしいと思ってるなら、ママも積極的になっては? 他のママに声を掛けてお茶を飲むとか、PTAを引き受けるとか、人の輪を広げるのです。 ミッキーと握手するのがいいと思ったら、ママが握手しに行ったらいいんです。 逆にママが積極的な場合は、『どうしてこの子は出来ないのかな?』といういら立ちを感じるかも。ママと子供とは別の人間。自分のようにやらせようとするのではなく、その子の中での成長に注目してあげる。 『ビリだって恥ずかしくないでしょう』 ↓ 『そうだね。もしビリだったら嫌だよね。ママも出たくない事があったよ』 運動会、出たくないと言いだす。きっと、かけっこでビリになってしまう、転ぶかもしれない、恥ずかしい。。。と言う。 『ビリだって恥ずかしくないよ』 『運動会に出ないなんてダメに決まってるでしょ。』 これは、本人の気持ちを無視してる。恥ずかしく感じる自分はいけないんだ、と余計自信をなくす。 『そうだね。嫌だよね。もし、ビリだったり転んだりしたら』 もしも!がミソ!! 必ずビリになる分けない、もしもなったら、というふうに仮定法で話す。 『でも、ビリにならないかもね。』 『ううん、ダメ。私のろいもん。きっとビリに決まってるよ』 少し付き合ってあげる。子供が弱気になってると、ママとしては背中を押したくなる。 弱気があってもいいじゃない。 親は『こんな弱虫でどうするんだ』と心配。その心配は心の中に置いて、時には子供を弱虫にさせてあげるママでしてほしい。弱気を否定されず受け止めてもらって初めて、勇気も出る。 子供の気持ちをしっかり聞いて!それから、ママの気持ちを言う。 『ママは、もしもビリになっても恥ずかしい事だとは思わないよ。もしも転んだってかっこわるいとは思わないよ。一生懸命走ったらママ嬉しいよ』 『心配なのは分かるよ。心配に負けずに頑張って出られるといいね。勇気を出して走る事が一等賞を取る事よりも大事なんだとママは思うよ。』 もっといいのは、ママが弱気だった時の事の体験を話す。 『ママもね、小学校の時、運動会がイヤッだった。走るのが遅かったから。出たくないなって思ったけど何とか勇気を出して力一杯に走ったらビリにはならなかったよ。ビリから2番目』 ママの友達にこういう人がいてね。。。とか、友達の話でもいい。 子供は親の成功談より、失敗談から、たくさんの学びをする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|
|