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人前は苦手が直る『コンビニお客さんごっこ』 著者:福岡潤子サンは、幼稚園教諭になったばかりの頃、『もっとも良い幼児教育は、色々な意味で環境を整えてあげる事だ』と思っていた。が、むしろ、悪い環境、平坦な道ではなく、がけや凸凹を用意しておいてあげる方が子供のとっていい事だと思うようになった。 がけの下に落ちたり穴にはまったりした時、『自分から這い上がってくる方法を身につけてあげる事<諦めないで乗り越えた>という経験を沢山させてあげることが大事。 子供の不得意なものを挙げては嘆いてるママに、『苦手な事があってよかったですね』と言い。 『子供が嫌がっているから』と子供の苦手な事をやらせないようにする方もいるけど得意な事ばかりしていたら子供は強くならない。 人前で話すのが苦手な子供がいる。概して無口な子、おしゃべりな子を問わず、子供はこれが苦手。つまり、勝手に自分の言いたい事をペラペラとおしゃべりすることはできても、きちんと相手に伝えられるようには話せない。 まして、『人前で話す』ということは、普段のおしゃべりとは全然違うものです、子供なりに意識し緊張する。 『今、自分の席でお隣に言いたい事を、みんなの前で話して下さい』と言うと、たとえ数人の聞き手の前でも出来なくなる。日常を『ケの日』何か特別な晴れがましい日を『ハレの日』という言い方をする、要するに、いわゆる『ケの日』の部分ではやたらと強いのに『ハレの日』には弱いわけ。 そう言うとき、必ず全員に話させる。苦手な子供こそ人前で話す機会を与えたい。 できれば、全員が自分から手を上げ、出てきて話してくれるようになってほしい。 幼い子供の事。隣に立って手を握りしめる子、泣き出す子、抱きしめてあげたいけど小さい声でアドバイスしながら、一言でも言わせるように導く。こういう体験を重ねることで、子供達は人前で話す苦手意識を克服していく。 人前で話せるようになる練習は家ではなかなか出来ない。そう言う時はコンビニで。 なるべくお客さんの少ない時間を見計らって行く。 買うものが決まったら、ママは子供にレジまで行かせる。 子供に『これ下さい』と言わせる。 もしも、嫌がるようだったら途中まで一緒に行くとか、隣りに立っていてあげる。 チョットしたコツは、初めは離れたところで待っている事。 『ママが付いていってあげるから、これ下さいって言ってごらん』と初めから言わないこと。 『じゃあ、ママが隣にいてあげる。そしたら出来る?』こう言えば、ママについてきてほしいので、つい『うん』とうなずく。 『お約束よ。ママも行ってあげれば、下さいって言えるって言うから、一緒に行ってあげるのよ』という約束ができた。もし言わなかったら、約束違反になる、子供は一生懸命守ろうとする。 でも、人前で話すのが苦手な子供にとって、『赤の他人であるコンビニのお姉さんやお兄さんは、とても怖い人なんだ』ということをわかってあげてほしい。 お兄さんお姉さんの前で『言えるって言ったでしょ』 『○○っていうんでしょ。さぁ、早く!』 など、怒らない。手を握ってきたら、自然な形で手をつないであげる。 そして、『なんて言うんだったっけ?』と、優しく促す。 苦手を克服するには、経験を積んで行かなければならない。 子供を応援してあげてね~。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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