音楽語りーその198↓
♪Into the Light by梁邦彦
アニメ『暁のヨナ』のOP&劇伴があまりに素晴らしいので、
作曲家さまのCD漁りを始めました。
梁邦彦さん。
もともと、『十二国記』や『彩雲国物語』といった、
(アジアン)ファンタジー系の人気アニメ劇伴で有名な方だそうですが、
それらの作品は詳しくなくって;
(↑漫画原作じゃないから;小説も読めよ;)
他作品のサントラから手を出そうかな~とも思ったのですが、
個人名義のアルバムが何枚も発売されていたので、
とりあえずそちらを購入してみました。
『Into the Light』
(98年発売・インストゥルメンタルアルバム)
「光」というモチーフで作られた10曲が収録されています。
お・・・おもしろかった><
とにかく、「音」が。
いや、ヨナのサントラを聴くだに、
いろんな楽器の音が出てくる音楽なのは分かっていたのですが、
ここまで自由だとは;
民族楽器的な音はもちろんなのですが、
電子・打ち込み系?な部分があったり、
とにかくスチールドラムの音を聴かせたい曲があったり。
超ド派手な突き抜け展開した曲が終わったと思ったら、
渋い男性(民族音楽的)ボーカルが歌いだしたり。
ただ、切ない系のメロディーラインが来たとて
これだけは言える。
・・・この人、絶対、ネアカの人。
「楽器持った子どもが、きゃいきゃい気の向くままに
鳴らして叩いて遊んでるような音楽」
・・・とは、このアルバムを聴いた妹の感想。
私も・・・そう思います。
私の好み、ドストライクです。
いろんな楽器・・・いろんな楽器ぃ・・・!!
実家でアルバム聴いてたら、母と妹の二人に
「あんた向きの音楽」と言われました。
よく・・・分かってらっしゃる;
ただ、頭の良い方だから出来るんだと思いますが、
この良さやアクを、
作品に合わせるという「劇伴」にまで洗練出来るところが、
プロの作曲家さまだなぁ~~、と思います。
あとは、この方の特徴・・・といいますか、
このアルバムがまた『光』というモチーフだったからというのも
あるんですが、
すごくテンションで、が---っと盛り上げる音楽なんです。
もちろん、アルバム中盤のしっとり曲があってこそなんですが、
ラスト前の辺りのはっちゃけっぷりは・・・凄い。
聴いてると、あんまり楽しそうなんで、
こっちがつられてにやけて来ちゃいます;;
で、何が凄いかというと・・・
劇伴だと、その「テンション」を作品によって完全に使い分けてるところ。
他作品の、とりあえず「メインテーマ」だけ、
ちらちらっと聴いてみて・・・驚きました。
作品毎に、全然テンションが違う。
『十二国記』は、重厚なところを楽しむ作品なのかなぁ・・・
『彩雲国物語』は、宮廷の華やかなシーンがたくさん出てくるのかなぁ・・・
あ、中身は知らないので、
あくまでメインテーマを聴いただけの印象なのですが。
(全然違ったらすみません・・・;)
『暁のヨナ』のOPの場合は、
特に、駆け足なくらいのハイテンションさと勇ましさ、かな。
これはっっ・・・じっくり聴き比べをしてみたい。
また素敵な作曲家さまを見つけることが出来て、幸せです。
とりあえず、個人名義のアルバムをあともう1枚買ってあるので、
そちらも聴かねば。
しかし・・・
アニメ『暁のヨナ』に、こんな素晴らしい音楽が付くなんて!
本編観てると、
サントラが良すぎて、たまにセリフを聞き逃しちゃうんですが;
いろんな楽器の音がするしさぁ・・・もう。
・・・ぐす。
「アニメ・ドラマは、とにかく劇伴にだけは凝ってくれ」
くらいな勢いで鑑賞してしまう人間なので、
なんかもう・・・原作ファンとして、幸せ過ぎる!
とにかく、早急にサントラCDを発売してはくださらぬか!
ヨナのサントラを頭に叩き込んで・・・
そしたら他作品のサントラも集めて、聴き比べするんだ!
by姉