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テーマ:楽天写真館(354856)
カテゴリ:イラストby妹
"アナログイラストの出来を一番左右するのは この「絵を描く紙選び」だということ"に 色々試していて気付きました;; 画家さんが執筆されてる本なんかでもよく 「一番重要なのは紙」といった台詞が出てきます。 コピー用紙・上質紙・ケント紙・水彩紙・画用紙・・・ お値段も本当ピンからキリまで。メーカーさんによっても描き味全然違います。 しかも高ければ良いってモノでもないそうで。 素人では何が何だかワケがわかりません;; これはもうネット情報ないし画材屋さんに聞くなどで 自力で「この画材に向いているのはこの紙」とあたりをつけて 試してみるしかないようです・・・。 そして「もっと発色良いほうがいいな・・・よし次は荒目だ」とか 「もっと細かく描き込める細目の紙がいいな」とか 経験を踏まえてまた試す・・・という感じ。 勿論いきなり海外メーカーのお高い水彩紙を使うのはアレですが、 個人的には"せっかくアナログで描くのに、 ここをケチっていては逆にソンだなー・・・"と思いました。 紙・・・奥深しです。。 さてここから彩色画材の簡単感想をば。 ☆透明水彩(水性・顔料系・透明性) 去年の夏ごろ、家にあったホルベインさんの チューブ入り透明水彩を引っ張り出してきました。 名前の通り透明性があり、塗り重ねても下の色が残る水溶性絵具です。 シュミンケさんとかマイメリさんとか・・・上を見ればキリがないですが、 国内メーカー(ホルベインさんとか)でしたら比較的安価で始めやすいと思います。 ただ前述したような"紙"の影響をとても受けやすい画材だと思います。 透明水彩で描くなら、紙は水彩紙一択です。 荒目→発色キレイだけど細かい描写は無理。細目→描きこめるけど発色抑え目。 メーカーさんはお好みでどうぞ、という印象。 水を使うので、ピシっと仕上げたい場合には水張り (板に貼り付けてから描く方法)も覚えておくと便利だと思います。 ・・・そういった点では、素人には一番難しい画材という気もしました。 有名どころの画家さんは、圧倒的に風景画家さんが多いです。 いわさきちひろさんとかも居ますが・・・最近では永山裕子さんとかでしょうか。 あんな風に描ければなぁ・・・T▽T 顔料系画材というのは基本的には粒子が粗いので 細かく描きこみたいコミックイラストには不向きかも。 スキャンすると色がかなり飛んじゃいますし・・・耐光性はあるのですが。 以上の事↑から個人的には、この画材はたとえばプレゼントとか "手書き一枚絵"としての需要があるときに使いたいなー・・・と感じた画材でした。 ☆不透明水彩(水性・顔料系・不透明性) 義務教育を受けてきた方なら使ったことがあると思います。 小・中学校の美術で使用する水彩絵具・ポスターカラーがコレです。 個人的にすごく好きな画材。水でといて塗り重ねていく絵具です。 高校生の美術部では皆がアクリル絵具使ってる中、ひとりポスターカラーを使用。 だってアクリルより明るい発色で好きだったから! 紙はその辺の画用紙で十分だと思います。 価格も安価で、素人でもとても手が出しやすい画材だと思います。 有名どころの画家さんは山本二三さんとか男鹿和雄さんとか・・・ アナログのアニメ背景作品ですね。 何故かこの画材を極めるファインアート系作家さんは少ないです。 なんでだろう・・・無限の可能性がある画材だと思うのですが。 ☆アクリルガッシュ(水性(乾くと耐水性)・顔料系・不透明性) 石油化学の発達により登場した新画材。値段も安価。 耐久性に優れていて、あらゆる紙・・・どころか木や布にも描けます。 トールペイントとかは大体この絵具です。 不透明でないアクリル絵具もあります。 こちらは油絵のように塗り重ねることもできますし、 様々なテイストを加えることが出来るメディウムも多数存在し、 アクリルの可能性は無限大。 しかし前述の通り、 私はアクリル画材の発色が好きでない上に、すんごく苦手。 もうもう・・・絵具がすぐ乾いてしまってフラストレーションがたまりそこでもうダメ。 今回もとりあえず試してみたけど・・・もんのすごく苦手;;悲しい・・・。 アクリルを使いこなせる方を心底尊敬いたします。。 苦手ですけど、じゃあ使わないかというとそうでもなく。 とにかく色が強いので、マットな塗りつぶしなどが必要になったときに 他の画材と併用したくなるときがあります。 良くも悪くも他の画材と馴染まないので、 パンチ効かせるには持ってこいだと思います。 ☆油性色鉛筆 コレは言わずもがな、なメジャー画材。価格は本当にピンキリです。 最近色々調べて、とりあえず有名どころメーカーさんの36色を(中古で)購入。 まだ買ったばっかりなのでなんとも言えないですが・・・とりあえず やっぱりちょっとお高めの色鉛筆は めっちゃくちゃ描きやすかったです!!! 今までの苦手意識がちょっと改善された気がします^^; 個人的には色鉛筆画を極めようという気はなく、 イラストの仕上げ段階の細かい描きこみなどに使いたいな~という感じです。 ・・・ふぅ。やっぱり色々語りたくなってしまう。 さてさてまだまだ続くきます画材語り。 次回はコピックやカラーインクについての予定です。 それでは~。 BY妹 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016.06.12 16:12:53
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