ふたごノート

2016/06/19(日)10:14

アナログ画材についてその2~コピック・カラーインク~

イラストby妹(502)

こんにちは妹です。最近試してみた画材についての感想その2です。 コピック・カラーインク・・・この辺りはアナログコミックイラストの主流画材です。プロフェッショナルです!使いようによっては憧れの漫画家さんのような美しいイラストが描けます。・・・ハイ・・・使いようによっては。。 ですが最初にひとつだけ注意点・・・これらは顔料系絵具と違い、染料系画材になります。えーっと・・・つまり光に弱く数ヶ月で確実に退色します!一般的なインクジェットプリンターも染料系インキなのですが・・・直射日光にさらしていようものなら、ものの1週間で色落ちしてきます。基本的に飾ったり・保存したりができない画材であります。それ故、完成したあとすぐに印刷・スキャンする作品にのみ使用されてます。 しかしこんな致命的な欠点がある画材にも関わらず、イラスト界では主流です。それだけ他の追随を許さない扱いやすさ・透明性・発色の良さがあるのだと思います^^。 ☆コピック(アルコールマーカー・染料系・透明性) TOO社のコピックスケッチです。もちろん少女漫画家さんもですが、個人的には少年漫画家さんたちがメインで使用している印象です。最近定期的に発行されるジャンプ流のムックでも、かなりの割合でこの画材が使用されてました。色が品番ごとにしっかりと定まっていること・重ね塗りでアニメ調のテイストが表現できること・そしてなにより色を作る必要がなく、キャップを外し素早く塗れること・・・この辺りでカラーインクより重宝されているのだと思います。細かい所も塗りやすいですしね! 以前(コピック欲しいなぁ~)なんてぼやき記事をあげていたのですがその直後に我慢しきれず購入していました・・・本数は少ないですが;・・・中古で!それはもう中古の最安値を狙って!この画材はとにかくお値段が高いんですT▽T!!1本定価¥399×欲しい色数!うぎゃぁあアア(財布が打撃をうける音)!!しかも青色だけでも薄・中・濃の最低3色は欲しくなってしまいます・・・果てしない!! 初心者の方に気軽にオススメできる画材ではないですが(値段的に)やっぱり(上手く使えば)作品の仕上がりが本当キレイなので。。画材変えただけで「アレ絵上手くなった?」とか言ってもらえるので(体験談)。。金銭的にOKな方は、肌色だけからでも試してみると世界が広がると思います^^。  ちなみにこういったアルコールマーカーはコピック以外にもあります。写真奥がコピック。そして 写真手前のマーカーはマービー社のルプルームです。数本だけ試しに購入。詰め替え用インクはないですが、比較的安価(1本\160前後)です。 ・・・個人的には、実はコピックよりルプルームの方が発色明るめで好きでした。コピックより太めのブラシなので、細かい描写には向いていません。逆にコピックでは若干フラストレーションを感じる広範囲塗りつぶしにはとても良いです!これもすごく揃えたいヨ・・・お金・・・またいつの日か・・・;  今のところマーカーを描く紙はBBケント紙(描き色なめらか・クリーム色・ちょっとにじみやすい)もしくはアルビレオ水彩紙(ホルベイン社)がお気に入りです。他にも色々試してみよう^^       ☆カラーインク ドクターマーチン ラディアント(水性・染料系・透明性) ・・・もう私カラーインクと結婚する。。(落ち着け)そもそも90年代少女漫画で育ってるんです私は!つまりこの画材信者なワケです私は!透明水彩の最高傑作!脅威の発色☆Dr.Ph.Martin'sのカラーインクです!!!  ・・・ふう。落ち着け私。。カラーインクは・・・つまりは液体状の透明水彩絵具です。使い方は透明水彩と同様です。水に溶かして濃度を調整し、色を乗せていきます。この画材で良く言われる注意点は・薄い色から濃い色へ徐々に塗り重ねていくと失敗しない・できるだけ混色を避ける(発色の良さを生かすため)・保存は紫外線を避けるように   ・・・辺りでしょうか。正直顔料系透明水彩より扱いやすいので、実はこっちのが初心者向け画材だと思いました;  とにかく発色が良く、にじみ効果など柔らかな表現ができるので今現在でも少女漫画アナログイラストの主流だと思います。ちなみに大好きな漫画家・草凪みずほ先生のカラーも大体この画材だと思われます。 お値段はやはりそれなりに高価ですが(1本\580)・・・水で濃度を調節できるので、コピックに比べればコスパは良い方かと。 紙は透明水彩絵具同様、水彩紙が良いです。有名所だとキャンソン・ミ・タント紙とか・・・かな?(まだ良く分かってない)画用紙に近いアルビレオ水彩紙でも問題なく描けました^^。   こちら↑はカラーインクメインで着色&コピックで細かな影付けをしたもの。このふたつの画材の併用は本当によくある組み合わせだと思います。順序はカラーインク→コピックでないとダメなようなので、そこだけ注意です。・・・練習していきたいです><! さてさてもうちょっとだけ続きます画材語り。次回は線画用のペンについての予定です。それでは~^^BY妹

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