日本酒「福司特吟」
このブログでは珍しい日本酒が続きます。福井のお酒で紹介したいのが残っているのですが、ちょっと脇道ってことで。これは北海道の釧路のお酒ですね。北海道に行ったときにたまたま居酒屋さんで飲んだ銘柄で、一気におきに入りの一つになりました。後日、その限定酒を見かけたので、買わないわけにはいかんでしょう。大吟醸規格なのに、あえて吟醸酒として出荷している特別吟醸酒だそうで、米は兵庫県産山田錦、仕込み水はあの摩周湖を源流とする釧路湿原国立公園を経由する伏流水です。麹蓋による麹造りに、昔ながらの和釜を使ったこだわりの銘柄です。冷やしても美味しいけど、常温(15度程度)が一番のオススメだとか。なら春先が一番の飲み頃と言えると思って開封してみました。おぉ~メロン・リンゴ・マスカットのような柑橘の香りがします。一瞬、水かなと思えるほど癖のないすっきりした味わいです。昨今は端麗辛口ブームですが、ちょっと甘口の酒に思えます。すっきりしたお酒ですが、ほどよい甘さが口に広がってきました。甘口と言ってもすっきりしています。ほんのりした甘さを残して喉奥に消えていくキレの良さも絶品です。いや、さすがです。旨いわぁ。★★★★☆/★★★★★