芋焼酎「銀滴百六拾石」
王手門酒造さんの銘柄です。ここの代表銘柄としては「銀滴」が有名ですが、その銀滴のなかでも年間生産百六拾石(一升瓶換算で16,000本)に限定した限定版がこれになります。主原料に紅東芋(紅あずま)を使用し、一次仕込みは黒麹を用いています。素材の特性を熟知した上で、こだわり製法で醸した一品です。ストレートで。刺激の無い柔らかな口当たりです。口の中ではコクのある芋の旨みと甘味、これらがバランス良く舌にまとわりついてくるようです。濃厚な味わいながら、すっとキレていく切れ味も持っています。キレた後でじんわりとした焼酎の旨みが、舌先の残るような後味です。ロックにします。少し薄まった感がありますが、それでもコクのある甘味が最初の口当たりから味わえます。含んでいる時も同様で、しっかり落ち着きのあるような甘味が楽しめます。なんとも呑みやすくて味わい深い。フルーティーな甘味を微かに残しながらキレていきました。★★★★ /★★★★★