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カテゴリ:イギリス人音楽
こんにちわ~、ニコライです~。(この日記の登場人物)
今週は、ウニやんが耄碌しない内に、人生を振り返って、 リアルタイムに聴いてきた音楽について、聞き書きするよ~。 昨日は、80年代はオタク同士の心の叫びになってしまう、という切ないお話だった。 でも、これは見方を変えれば、裏名盤が多いということだよね。 要するに、メインストリームが不明確だった、ということでもあると思ふよ。 五日連続で、またリコ兄ちゃんが何か書いてたよ。→■リカルドの日記 ニコたちが、80年代の話してたら、妙に元気になっちゃった。80年代フリークなんだね。 ノジヲはインディーに詳しいけれど、ニコライが、振り返りたいのは、 あくまでも当時最も有力だった路線なんだよね~。 つまり、メインストリームだよ。というのを、予め、断っておくよ。 昨日のコメントにも書いたけど、80年代のウニやんは、 同級生の世間話に対応する程度に、付き合いで洋楽を聴いていた。 なんだかオタクっぽくなってしまったのは、90年代以降の話だよ。(~_~;) 奨められるまま、オヤジロックを年代記的に聴くようになったのもこの頃で、 ウニやんは、西系のサイケロックに傾倒したわけである。 90年代に、60年代から出発してオヤジロックを学ぶようになった背景には、 もちろん、90年代前半のブリットポップがあったと思う。 それにサイケロックは懲り出すと、も~ぉアングラ・オブ・アングラ続出で、 あの頃は、新宿の中古レコード街をうろついたもんだけど、 こういう消えた人たちってのは、やっぱり消えるべくして消えたんだ、 と、ある頃からか、ウニやんは思うようになったんだと。(この話もいつかしようね) だから、ニコライも、ウニやんにならって、主流で行こうと思ふ。 さて、80年代の末ということで、、、 いよいよ、同世代の方々には嬉しい、ストーン・ローゼズの登場か? ('89) と思わせて、、、残念。 これまで、何度かブログでも書いてきたけれど、 ウニやんは、ハッピー・マンデーズの方。 ストーン・ローゼズはノジヲだよ。 フォークロックっぽい系統が好きなはずのウニやんなら、 コーラスワーク、ギターの感じから言っても、 ローゼズに行きそうなもんだけど、なぜハピマ? ■Stone Roses/ Waterfall ■Happy Mondays/ Step On このダンサブルお経といい、鍵盤の入り方といい、 ルウ先生とか、サイケロックなどに、はまっていた当時、 ウニやんにはツボを得たり!であった。。。 (ウニやん、実はエレクトロニカとかダンスも好き。) 特集『Q100』の方で取り上げたし、マッドチェスターからブリットポップの話は、 結構、長いお付き合いの読者の皆さんには耳タコかもしれないので、 ストーン・ローゼズが'89年にマンチェスターに現れたことが、 いかに90年代の英国音楽に影響を与えたかは、ニコライは説明しないでおくよ~。 興味ある方はこちらで「マッドチェスター」で調べてね♪ →■wikipedia(JP) ウニやんにとっても、彼らの登場はタイミングよし、だった。 90年だったか91年だったか、英国年でもあったんで、 東京のあちこちのアートスペースで、デレク・ジャーマン映画だの、 グレアム・ナッシュ写真展だの、UK関係の催し物があった。 そんな流れで、ハッピーマンデーズが来日した。 行ったよ~ ←これはナッシュの写真展でウニやんが買ったレコード。 グレアム・ナッシュの'74年のアルバム『Wild Tales』。 トーンがよく出てる、なかなかグーな写真だったので、 CDじゃなくて、レコードにしたんだと。 写真家としてのナッシュもなかなかセンスがあるよ。 被写体を和ませる力を持つ人なんだろう。 本格的な60年代リバイバルのムードは、ローゼズ、ハピマの後にやって来る オアシスの方だけど、ウニやんが絶賛するのは、 これを批評家が「ブリット・ポップ」と名付けた点だそうだよ。 英国ロックが歌謡曲であることを認めた、このネーミング!素晴らしい。 この話は前にも書いたよね・・・。 もちろん、ニコライ日記のカテゴリーも「英国歌謡曲」だよ。にょほほ、(^m^) ハピマの方は、直接に60年代をイメージさせない、80年代のダンスミュージックへの 90年代風の解釈と見ることが出来るだろうけれど、この辺のことについては、 いつか、ウニやんが別館の方で、ちょっとしか書いてないけど、触れている。 →■Les Negresses Vertes『A L'Affiche』 実は80年代後半に、ウニやんが自発的に非常にはまっていたのは、 フレンチ・パンクで、実際、英米のインディについてはリアルタイムでは聴いてない。 ノジヲがこの辺には詳しいので、後から、お勉強なのだ。φ(。。) だから、逆に80年代からのUKの現象に先入観を持ってないので、 ハピマに関しては、大陸との呼応関係を強く感じるのだそうだよ。 今日の日記は、昔話みたいになっちゃったねぇ。。。(;>_<;) 90年代前半のイギリスの音楽は、UKロックが最高だった頃の初心に戻ったと言われてる。 つまり、非常に愛国的な、少なくともアメリカを見ちゃいかん、という姿勢がある。 面白いのは、明日、書こうと思ってる、アメリカ側のメインストリームが、 これまた、非常に愛国的なルーツへの先祖返り的な面があるってこと。 これは、ウニやんの直感的なロック観だけれども、 80年代末から90年代のロックの比較は、 英国:米国、という今までのパターンじゃなくて、 英国:フランス、が、実は面白いんじゃないか?という話。 でもこれは、全くに主流じゃないので、いつかまた機会のある時に。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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私は音楽はただ自分の興味の赴くままにハチャメチャに聴き漁ってきただけので、このように冷静に分析できる方をみると本当に尊敬してしまいます。
ところで本筋とはズレますが、フレンチ・パンクって未知の世界なので、と~っても気になります。やって下さ~い! 私の中ではフランスはプログレ&アヴァンギャルドのイメージしかないので・・・。 (2007.03.07 20:03:28)
最近家の近所にファミマができましたが、受験料の振込に利用しました。便利になったものです。
ポル先生もある意味フレンチパンクダッタと思います。。 (2007.03.07 22:03:10)
>私は音楽はただ自分の興味の赴くままにハチャメチャに聴き漁ってきただけので、
---その心が大切なのであるよ。自分の趣味が出来ている人は、実はあまりいない。だから名盤選とかロック本を頼りにオススメを選んでしまうんだよ。趣味の確立、それが芸術を愛好するものには最も大切なことなのでしゅ(偉そう、、)。クロムさんはスゴイであるよ。 >このように冷静に分析できる方をみると本当に尊敬してしまいます。 ---ウニやんのオタクぶりは、こっち方向なんだよ。。。つまらんことをいつもブツブツ言いながら、あーでもない、こーでもない、ってさ。哲人は暇なり。(#/__)/ >ところで本筋とはズレますが、フレンチ・パンクって未知の世界なので、と~っても気になります。やって下さ~い! ---え”、、、だめだよ。市場に流通してないものを奨められても、多分、ストレスがたまるだけだよ。フリスコ(レコ屋、覚えてるかな?渋谷にあった)がなくなっちゃったでしょ、あそこがそういうのを昔は揃えてた。 >私の中ではフランスはプログレ&アヴァンギャルドのイメージしかないので・・・。 ---あ~あ~、なるほど。パンクって書いたけど、フレンチ・ニューウェーブって言われてるみたいだよ、時代的なまとめ方だと思うけど。もちろん、UKパンク的なサウンドのものもあるけど、ウニやんが好んでたのは、中でもダムド的なもの。ちょっとコメディバンドっぽい(というダムドのイメージはパンク通から見てズレてる?)。ゲーム音楽っぽいピコピコしたのも多くて、その辺りから、なるほど、フランス人が日本のアニメ好きなのが何となくわかるよ。歌詞は、ほとんど下ネタ。しょ~がない人たちだよ。(~_~;) ネグレスヴェルトは、全く毛色が違うから、ネグレスを前提として聞いちゃイケナイよっ!要注意! (2007.03.07 22:26:30)
>最近家の近所にファミマができましたが、
---ファミリーマートがハッピーマート(ハピマ)に改名したら、世の中はもっと楽しくなるでしょ~♪ >受験料の振込に利用しました。便利になったものです。 ---むむむっ!コンビニのATMって、振り込みできたっけ?(~"~;) 疑惑。 お金下ろしたんじゃないのー? >ポル先生もある意味フレンチパンクダッタと思います。。 ---そうそう、ポル先生は画期的な人だよ。だから、ニコライ日記のネタにしちゃうんだよー。(^m^) ぷぷぷぷ ポル先生はグラムロックとは違うんだろうか?あの衣装・・・。 (2007.03.07 22:30:39)
音楽の源流たどるようなもんですねー。
英国にフランスの隠し味が効いて面白い時代なんですねー。ふむふむ。明日を楽しみにします。 (2007.03.08 00:55:59)
フレンチ・パンクかぁ。意外すぎますが興味深い組み合わせです。
個人的な趣味による視野の狭さかもしれませんが、仰るとーり80~90年代は英国カルチャーの時代でしたね。あの頃のアメリカの事って昨日のプリンスの事くらいしか思い出せない。 デレク・ジャーマンかぁ。「ラスト・オブ・イングランド」くらい観たかもしれないけど、爆睡したと思う。コジャレな女子の間で彼の庭の本が無邪気に話題になってたりしましたけど、映画観たら何人かは退くんじゃないか? (2007.03.08 10:21:11)
洋楽辞典買ってこないと・・・(・_・;)
自分を振り返ってみると'80代ナニしてたのかなぁ? 多分 今と一緒でビートルズをカタカナで歌ってた 気がします デヘヘ。 (2007.03.08 14:05:41)
>音楽の源流たどるようなもんですねー。
---リアルタイムの音楽ほど実は良くわかってなかったんじゃないか?という気がしてね、、、今日の日記は脱線だったけど、今週は「オヤジロックの次にニルヴァーナ」という、ノジヲのゼミの子の発言を、ニコライ的に考えてみようという企画なんだよ。80年90年を生きてきた者にとっては納得いかないもん。(^_^;) >英国にフランスの隠し味が効いて面白い時代なんですねー。ふむふむ。 ---ごめんごめん、ここんとこの説明がニコライいけなかったみたい。英国音楽にフランスが影響を与えたわけじゃないんだよ。英国人もフランス人も、霊感源に同じものを持ってそう、ということで、その表現が異なる点が比較するには面白い、という話だよ。 (2007.03.08 16:57:41)
>フレンチ・パンクかぁ。意外すぎますが興味深い組み合わせです。
---知ってるだけに、謎?だよね、ニコライの言ってること。明日の日記見てね~。 >仰るとーり80~90年代は英国カルチャーの時代でしたね。 ---タイミングが合っちゃったんだよねー。そう思ふ。日本もアメリカを見てなかった。 >デレク・ジャーマンかぁ。映画観たら何人かは退くんじゃないか? ---ご明察。芸術って何だ?という気持ち悪い釈然としないものが纏わりついてくる、そんな感じだったよ。でもそれを芸術だと思い込まねばならないと背伸びをしていたのが、当時のウニやんだったと思ふ。今は、売れない現代美術、劣勢のファインアートはゴミ、なる問題発言をするに至って、歴史に残るもんは前時代の継承じゃなくて当時はローアートと見做されるエポックメーカーなものだ、という見地に立っているらしい。ウニやんが言うには、100年後の芸術史に残る今の美術はマンガで音楽はロック、今で言う現代美術や現代音楽はカスのように扱われるだろう、ということさ。 (2007.03.08 17:08:20)
>洋楽辞典買ってこないと・・・(・_・;)
---そ、、それが、針寸さん、80年代から90年代の洋楽は体系的に1冊の本にはならないんだよー。(T_T) ---知ろうと思ったら何冊も買わなきゃね。90年代は、まとまった体裁の本だとしても2本柱で「ブリットポップ」と「アメリカン・オルタナティヴ」と分かれてるんじゃないかと思うよ。 >自分を振り返ってみると'80代ナニしてたのかなぁ? >多分 今と一緒でビートルズをカタカナで歌ってた >気がします デヘヘ。 ---我が道を行く~、だね。今のウニやんのニイル先生みたいな感じかな?でもさ、80年代の針寸さんは、キョン2じゃないの? (2007.03.08 17:12:51) |