腹から声を出せ!
ゴールデン・ウィークに結構、無謀な映画の二本立てを敢行しました。一本目:大いなる陰謀二本目:相棒で、もっとも心に残っている感想が、「う~~~ん…日本人、やっぱり腹から声出てないんだなぁ~」ということ。一本目の「大いなる陰謀」って、「すんません…これ、映画でやる必要、あんの?」っつうくらいのセリフ劇だったんですね。しか~~~し。まぁ、そこで交わされるセリフのド迫力だったこと。名女優の誉れを一身に受けているメリル・ストリープ。感情を爆発させている場面なんざ、スクリーンのこっちまでツバキが飛んできそうって勢い。で、彼女の挑戦を受けて立つ無謀な輩が、トム・いつまでも青二才・クルーズ。こやつも、才能の有無に関しては、イマイチ、よく分からないのですが、根性がハンパじゃねぇからなぁ~(世渡りも上手だし…)。あの小さい体で、まぁ~声が前に出まくりっすわ(声質最悪だけど)。あと、大学での授業風景が映るんですけどね…外人、コワい(コラ)…本当に大っきな声で議論ビシバシって感じなんすね。で、そんな英語ネイティブスピーカーのセリフの迫力に押されたまま、「相棒」に臨んだわけですが。「あれ?これ、音量、マックスなわけ?」って思わず思ってしまったほど、セリフの勢いが激減。時には、聞き取れすらしないという…ホント、日本人の「しゃべり」の迫力のなさを痛感してしまいましたとさ。…これじゃ、国際会議で、負けるわなぁ~(会議では、声の大きな人の意見が通りやすいってどこかで読んだ気がしました)。そんなわけで、ゴールデン・ウィーク後の初授業にて。この映画ハシゴで感じたことを話し、「そんな小さな声で英語を読んでも、国際競争には勝てない。英語を話す上において、声が小さいのは犯罪である!(いや、そこまでは言ってないけど)ともかく、大きな声を出すんじゃ!!」と強調いたしました。…そのクラスは、特に音読の声が小さいんでねぇ。。。ま、しょうがないんですけどねぇ~。日本語が胸式発声で、あんまり発音のための器官を使わない言葉だから。しかし、英語の世界においてサバイバルするためには必須らしいっすよ。「ともかく腹から声を出せ」ってのは。あたしも頑張ろう。