NHKの「地球発どうする日本 地球温暖化の危機 地域は何ができるのか」ってのを見ました。
地名は忘れましたがどこかの地方都市が郊外へ郊外へと宅地を広げてショッピングセンターも郊外に移転して、これではいかんと方針を転換して市の中心部へ引っ越したら家賃の補助等を出しているということです。
岡山県なんかも頭が痛いことですよね。
車に乗るのはずいぶん資源を消費するらしいとわかっていても「ないと暮らせない」とみんながつぶやいて車に乗り続ける限り何も変わらないのです。
今年来た年賀はがきを見てふと思ったのですが、年賀状って地球環境に優しくはないですよね。
古紙混入率が表示より低いとかそんなことじゃなくて、インターネットも携帯電話もある時代になぜはがきなのか、メールでいいじゃんってことです。
「お元気?」だの「またあいたいね」だのの紋切り型のあいさつのためだけに膨大な紙と人件費とガソリンの無駄が発生するのです。
きっとこういうこと言うと伝統が、とか失礼にあたるとか言う人がいるでしょうけど、考えても見てください。
そもそも郵便制度が明治6年に始まったくらいですから年賀状はさほど伝統ある行事ではないのです。
「年賀状博物館」の年賀状の歴史によると年賀状が定着したのは明治20年頃、せいぜい120年の歴史です。
おそらく120年前には「大事なお年始のご挨拶をはがきごときで代用するとはけしからん」なんて口角泡を飛ばして怒っている人がいたに違いありません。
始まりがあれば終わりもあるのですからそろそろはがきでの年賀状も終わりにしてもいいのではないですかね。
あっ、いえ、出すなってわけじゃないです。
今まで通りに出したい人は出せばいいんですよ。
ただ年末に書店で年賀状の作り方本がでたり、テレビで「年賀状は出しました?」的な年賀状を出さないことに罪悪感を持たせるようなあおりはやめてもいいんではないかと思ったのですよ。
たかが年一回のことで何をうだうだ言っているのか?と思われるかもしれませんが長いこと消費は美徳って言われてきてそれをここでゴミを少なく、資源消費を少なくと方針を転換するからには今まで単に惰性で続けてきた習慣ってのは考え直していかなくちゃいけないなって思った次第です。
ちなみにうちは今年80枚年賀状を出しました。
さてこれを来年やめられるか?というと多分無理ですね。
「なまけもの」とか「礼儀知らず」とかのレッテルが貼られるのが怖くてできません。
私の場合は車の代わりに自転車にする、みたいな人間関係に影響がないことなら簡単にできるんですけどね。(→エコサイクルマイレージ)
結局は「人に後ろ指をさされたくない見栄」や「便利さが捨てられないから車に乗る」ってのが私の敵なんでしょうか?
まあ、無理をしても続きませんからとりあえずできるところからちょっとずつやっていけばいいよね。いろいろとアイデアがありますよ→ecoラボ