この21日が千秋楽ときいて 昨年の９月に チケットをとりました。もうS席は 連番ではとれず 一列さがったA席の中央でした。
１５年程前に 日生劇場で 今となっては退団された山口祐一郎さんのファントム（怪人）をみたようで プログラムは 手元にあるのですが その記憶が 悲しいことに抜けていて マスカレードのシーンが すごかったくらいしか 覚えていない。悲しい～。
熱狂的な四季のファンでもない私は かなり冷静に観察してしまいました。
１月に キャッツ（五反田のキャッツシアターでは ２度目）
２月に ライオンキング（昨夏もみたので ２度目）
そして オペラ座の怪人。
客層
これは かなりマダム層が多いです。家族連れや ファミリーという演目でないかもしれません。いつもより女性トイレが 長蛇の列です。何度目かのリーピーターも 多いというかんじ。「赤坂で みたのよ」「日生でみたのよ」「市村さんのファントムをみたの」などど ロビーや トイレで マダムの話し声が 聞こえました。市村さんのファントムって いったいいつ？かなり以前？紅白歌合戦にも オペラ座の地下の設定で 出てましたよね？少しは 記憶にあります。
劇場
日生で 観劇経験があると どうしても 比較して しますのが 残念です。A席だから（S席の後半でも）シャンデリアが 客席から 見えないのが残念でした。二階席のほうが よかったかもしれないと少し後悔しました。
ストーリィ
最初は オペラ座の 懐かしいものが オークションにかけられるシーンからはじまります。布にかけられたシャンデリア。それが あの音楽の調べとともに 舞台上から 中に浮き 客席の頭上に上がるのは 圧巻です。それからは 過去にあった怪人とオペラ座の話。
踊り子のクリスティーヌは 音楽の先生について レッスンをしているが 先生の素性は わからない。代役で 抜擢されるも 幼ななじみのラウルと再会し クリスティーヌを 心から 愛する怪人は ラウルから 奪おうとする。
感想
怪人が 醜いからという理由で ラウルへと心が 動く クリスティーヌと怪人の関係は 現実的で 悲哀たっぷり。そんなにラウルがいいのか？若くて子爵だから？よくわからない。怪人の悲しい心の動きが あの音楽とあって また悲恋の余韻に浸らせる。
舞台チェック
カーテンコールの終了したあと まだ演奏は つづいているので ｵｰｹｽﾄﾗビットを覗いてみました。上からは 防護のフェンスが カバーされていてました。そして前列で発見したものは ２階席へとつながる壁に モニターが 二台あって マエストロ（指揮者）の様子が画面から 映し出されます。つまり出演される方とは このモニターで チェックしてるのではないかと。微妙な間が こんなに暗い舞台では つかめないですものね。今回は 舞台が 黒が 基調で 暗いシーンが 多かったので モニターがあることにも 納得しました。
他作品と比較すると 歌は 主なる役名のある方だけで 全体で歌うとか みんなでダンスするなどのシーンはありません。ダンスもほとんどないです。歌は じっくりきかせるバラードが 多い。やはりマダム向き？
息子には 舞台が暗いし 退屈だった様子で 息子の悪態は 明日でも 報告します。
