なりゆき散策日記

  　夕方から　汐留にある劇団四季劇場　海で　ウィキッドを　夫以外の三人で　観劇してきました。電通ビルの広場は　緑に囲まれて　エメラルドのウィキッドカラーに統一されて　この空間に足を　踏み込んだ瞬間から　観劇への期待に胸が　膨らみます。

　内容は　オズの魔法使いのエピソードというか　あの物語の前に　なにが　あって　ドロシーと案山子や　ブリキ、ライオンが　登場することになるのか　というお話です。

　二人のヒロインのグリンダとエルファバ。エルファバは　生まれながらにして　緑の肌をもち　コンプレックスのかたまりで　足の悪い妹が　生まれたことも　妹の分娩で　母親が他界したことも　じぶんのせいと責任を感じている。グリンダは　人気者で　お互いが　気になる存在の大学の同級生。そこに転校生の男子学生のフィエロが　現れて　と物語が　展開していきます。

　エルファバ役の　濱田めぐみさん、声に　厚みがあって　歌が美味い。一幕の最後の歌唱シーンは　圧倒されて　ここで話が　おわってしまうのかと錯覚するほど。スモークに囲まれて　ステキでした。
グリンダ役の　沼尾みゆきさんの声は　透明感があって　人気者のグリンダのイメージにぴったりで　フリフリの衣装も彼女なら　許せるというかんじ。エルファバの妹役のネッサローズの　小粥真由美さんの歌のシーンは　少ないけれど　歌は　お上手です。
　今回は　ダンスシーンは　アンサンブルの方が　中心。ヒロイン二人の歌唱シーンが　何度かありますが　音の響き方や　バランスも　ちょうどいいかんじ。ヒロイン二人の性格の対比といい女性なら　好きになれないけど　気になる関係も理解できるし　ヒットする魅力を揃えているから　ロングラン公演になる予感大ですね。

　ここ一年　劇団四季の演目をみるようになった私ですが　この女性の団員さんの舞台は　今まで拝見したことが　なかったので新鮮な空気を感じました。

　セットも　こっていて　上手と下手に　階段の柱が　あり　キーワードの人物が　そこから登場したり　頭上のドラゴンといい　装置　設備は　すごいですね。客席から登場する設定は　ないので　通路側から　人気でうまると問題は　関係なく楽しめます。今回19列のもう後から　数列の後方だったので　前から10列目あたりまでが　ドラゴンも視界に入り楽しめることでしょう。二階席が　頭上にかかる位置だと　天井付近が　見えないので残念です。もし次回みるから　なるべく前がいいと思います。やはりセンターが　いいでしょうか？下手ばかり、上手ばかりということは　ありません。でも人気のミュージカルのようで　残席をチェックしましたが　来春まで　Ｓ席の連番で　とるのは　むずかしいようです。

　衣装が　今までの　演目にないくらい　かわったデザインです。ある報道番組で　ウィキッドを特集していたのを　見た際　今まで衣装は　左右の対象、前後の対象が　同じものが定番だったのが　今回は　左と右の衣装のデザインが　ちがっていたり　前後の衣装の長さが　ちがったりとかわったものが　多いといっていました。魔法の国のお話ですから　スカートなのかズボンなのか　どちらともとれるデザインだったりと楽しめました。色はエメラルドが　やはり　多いです。視覚でも充分に楽しめるお話です。　

　今日の息子の様子。オズの魔法使いは　安達祐美ちゃんが　ドロシー役だったミュージカルをかつて見たので（記憶にないらしい）また　ディズニーのアイスショーも　一度みたので　なんとなく内容は　わかっているらしい。でも魔法学校の先生が
「私の十八番（おはこ）は　天気なの」
という台詞に　もう意味が　わからんとすぐに聞いてきました。
「おはこって　なに？」
「得意分野とか　人よりできるということよ」とコソコソ教えたけれど。
やはり　オズの魔法使いの予習をしてからの方が　いいですね。

　このエリアの飲食店は　観劇後に　食事で　来店するとチケットの半券をみせるとジュースのサービスを受けられたりと特典があります。もし行かれるかたは　チェックしてください。