なりゆき散策日記

お話は　有名すぎるから割愛。


見せ場は　いくつかある。

イライザが　ヒギンズの特訓で　投げ出したくなりながらも
正しい発音で
「スペインでは　雨は　広野にふる」と涙ぐみながらいえるようになるシーン。

　アスコット競馬場で　上流社会へのお披露目として
イライザが白にリボンのかかった衣装で　登場するシーン。
まぁ　体型が　オードリーといい真央さんといい　細くて均整の
とれた方でないとドレスが似合わないわね。帽子が似合わない人もいるしね。
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　大使館で　女王からひとり選ばれて皇太子とダンスをするシーン。
このドレスがキラキラしちゃって　宝石なのか　ティアラから
首と華やかなドレスで　どこかの妃殿下みたいですわ。

大地真央さんは　可憐で表情が豊かで花売り娘から
品のあるレディへと変貌するさまが　客席でみていても
けなげで応援したくなる。オーラがある。

　最初が「ね～　テイショー（大将）花　かっておくれよ」だもんね。
テイーショーが　大将だとは　自宅にもどってから気がついたくらい　言葉が。
発音がね。は行が　はっきりしない。

　終演後　トイレにいった娘をロビーでまっていたら
長い真央さんのファンの方のはなしが聞こえてきた。
「宝塚にいたときから　好きなのよ。声が通るし」
「新幹線が心配だから　東京駅に先にいっていいかしら？」

　このおばさま　新幹線でここまでこられたの？
どこからかとまで　聞こえなかったけれど。真央イライザが二十歳だと
するといつからのファンなのかしら？
　それだけ真央さんが　ファンを大切になさっているということでしょうね。

　同じ演目の同じ役を550回もこなされた真央さん。
こんな根強いファンの方にささえられているのですね。
宝塚時代から　ご活躍の真央さん。
たまに大河ドラマで　拝見するだけでしたが　華があるというか
簡単に身につかない気品があります。人目をひくオーラ？
真央さんのファンで　お子さんに真央と名づける方もいるしね。


　アスコット競馬場で　競馬をみるシーンがあります。
このアスコット競馬場がイライザのお披露目のシーンで　お天気と健康の話題
だけのはずが　インフルエンザの単語がでてから　イライザのおしゃべりが
止まらなくなり　なまりやきたない品のない言葉がでてヒギンズは　ハラハラするのだけど
なかには　おもしろい人ねという印象もあって　おもしろい見せ場のシーン。
くたばっちまって～とあの真央さんがいうんだから　笑えちゃう。


場面は競馬場。もちろん舞台からは　馬もでてこないし馬のひずめの音で
競馬を感じさせるのですが　舞台の上にいるみなさん視線が
統一されて同じ方向をみている。
　娘が　客席の音響設備の後ろに　ライトがあってそれを
点滅移動させて目印にみんなみてるとチェックしてた。
　へんなところに関心がいく娘でした。娘は裏方か？

　日本ではじめて興業されたミュージカル演目として
歴史ある演目を今回みることができて　記念すべき観劇と
なりました。本当に絶え間ない努力をされているのだと尊敬します。
　私にとって真央さんも初めてだし　魅了されました。

以前の公演の写真などありますから　ホームページをご覧ください。ココ。

長い拍手のあと　丁寧に正面だけでなく　上手側、下手側、二回席にむかって
お辞儀をする出演者の皆さん。正当なミュージカルという印象でした。
イギリスのお話だし　イライザとヒギンズが　ひかれあっているのも
わかるので　楽しめました。

　今回注目した俳優さんは
草村礼子さん。
ヒギンズの母役で　品のある話し方で　イライザに
好感をもって　だんだんひかれていくのが　みていて楽しい。
映画Ｓhall weダンス？　


2008年10月24日発売Shall　we　ダンス？で　たまこ先生を演じられてました。
穏やかな話し方　見習いたいものです。

　姜　暢雄さん（キョウ　ノブオさんというそうです。漢字はよめなかった！）
シーンは少ないのですが　フレディというイライザに思いをよせる男性役。
NHKのわかばで　ヒロインの相手役をしていたので
テレビドラマばかりの方かと思ってました。
ミュージカル初体験ということで　緊張していたみたい。
こちらにもつたわりました。
全くアスコット競馬場で　イライザに一目ぼれするフレディだけど
よく考えたら最初の花売り娘でイライザとあっても
相手にもしなかったのね。同じ人間にたいして扱いが異なるなんて
映画のプリティウーマンのイヤミなあいつみたい。脚本上しかたないか。
姜さんまだ舞台の数をこなしていないから新鮮さがわかりました。
歌は　え～これではじめてなのというくらい意外に声量もあって
驚きました。かなりボイストレーニングなどされたのではないでしょうか？
この先　舞台俳優さんとして活躍が期待できそう。

プリティ・ウーマン 特別版

　坂井成紀さん
私と同年代の方で　小学生のときにレコードデビューされてます。
キャリアは　長い方でブログもなさってます。
ミクシーで　知り合って　今回もくだらない感想をかいたメールを
したら　舞台公演中で忙しいのに返事をくださいました。
歌おじょうずで　声優のお仕事もされているようなので
知らないところで　坂井さんの声をきいているのかもしれません。
ブログをよむと舞台ができるまでの苦労が少しは　わかるかも？

　残念だったことは　今回マダム層が多かったのですがね。
これ以下マダムはスルーしてください。粗相というか迷惑ともちがうのですが
おとなげないと感じたことが…。うるさいとおもっても聞いてください。

　真央さんが登場すると
「あそこ　何色の衣装よ」とか
「左から何番目」とマダムのひそひそばなしが　あちらこちらで。
真央さんしか見てないのか？そりゃ素敵でも　全体をみろって。
石井一孝さんも　マダムキラーらしいから　石井さんのファンだったかも？
羽場裕一さんも　「ぽっかぽか」で顔が売れてますから　羽場さん狙いだったのかも？

　となりのマダムは　一幕目はケース入りコーヒーをもったまま。
時折飲んで　手がふさがっているから歌があっても拍手もしない。
これって　失礼でない？立ち上がれとはいいませんが　そのコーヒー
飲まなくてはいけない理由があるのか？咳がひどいとかなら　私も許す。

　二幕目は　今度はバッグからペットボトル。
休憩時に飲めって。観劇中に飲食するって　ご遠慮くださいと
アナウンスもはいってるって。そんなにのどがかわく？
音をたてないようにバッグから　ペットボトルをだしては　しまいの
繰り返しでした。腕がぶつかりそうで気になりましたわ。
となりで動く人が暗闇でいると　具合が悪いのかと気になります。
よけいなお世話か…。私　なんかしながらというのがダメなのよ。
自転車乗りながら　傘をさすとか　携帯電話をいじるとか。

　子どもにもこの血は流れていて
息子が　剣道をならったとき
数をカウントする。素振りをする。かかとをつけない、声にだしてイチ・ニと踏み出すを　
同時進行でしろといわれ　息子あたまがこんがらがって断念してます。
今は竹刀だけのこってますが。

　あと私は　終演してもオーケストラがあれば演奏がおわるまで
席できいていたいタイプですが　今回は　さっと席をたつ人が
多かった。なんで？客席明るくなったら　余韻もなく　さっと。
緞帳がさがっても演奏されている方には　最後まできいて
拍手をするのが　マナーだと思うけど。
クラシックの演奏を職業でなさっている人と　子どもの行事で
知り合って　オーケストラの方にもきちんと拍手しないと
失礼にあたると注意するようになりました。

　たまにしか得られない非日常空間だから楽しみたいけど
現実社会にもどりたい人が多いみたいね。劇場って　異空間で
このままこの空気に浸っていたいと感じますが。
帝劇は　携帯電話がつながらないように設備がなっているようで
電話のへんな音がないのが救いでした。　

　いい気分転換になりました。

　このあとの観劇予定は　来月はなにもなく
六月にヘアスプレーと劇団四季のウィキッドを
またいく予定です

　長い文章　おつきあいくださいまして
ありがとうございました。

　たぶんこのあと一日おき程度の更新頻度となります。
仕事が決算時期なのと　子どもの学校のPTAだとか出かける予定が多い。
連休が多いのが　しわ寄せの理由ですが　仕方ないですね。
訪問は　できるだけしたいですが　ご了承ください。