383147 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

なりゆき散策日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

みみ☆19

みみ☆19

Calendar

Archives

2024/05
2024/04
2024/03
2024/02
2024/01

Category

Comments

ウィキッド@ Re:ウィキッド まだこのブログ残ってるんだね。毎日楽しみ…
tama@ 残念~  はじめまして。名古屋人です。大変でし…
ウィキ好き@ 2chからきました 私も少し前に、関西から名古屋に遠征に行…
ムーン@ Re:名古屋までいってみたウィキッド(03/21) 名古屋出身のウィキッド好きなものです。 …
みみ☆19@ rose_chocolatさん 携帯電話の普及まで時間を守ったりきちん…

Rakuten Card

Headline News

2009/08/17
XML
カテゴリ:映画  洋画

 【中古】洋画DVD イングリッシュ・ペイシェント(’96米) (アミューズソフト)


送料無料!!【CD】イングリッシュ・ペイシェント/サントラ サントラ

イングリッシュ・ペイシェントという映画を見ました。

冒頭が 筆ペンなのか絵筆なのか黒いインキで人の形をなぞっていて
これはひと筆がきかなんなのこれ?と思いながらみていると砂漠のシーンになり
人間が前後に二人のっている複葉機にとけこんでいきます。

 なに?どこ?いつのはなし?
音楽がイスラムのようでも、ヨーロッパのようでも叙情的で
ひきこまれてしまいます。

 その複葉機は的となり爆撃されて、ひとりの人間はやけどがひどいものの
野戦病院にはこばれていきます。アフリカのどのあたりなのか?

これが何度かみれば無駄のない人物描写で、これがこう因果関係があってと
理解できるのだけれど、プログラムもない初見では「??」の連続でした。
とても人間が錯綜して深いおはなしでアカデミー賞に選ばれるのも納得です。

 お時間があって歴史が好きな方にはお勧めです。

 砂漠、サンドというでしょ。サンドベージュって砂漠の砂の色かと納得しました。

アフリカの映画ということであまり深く考えないでみたので、とても奥が深くて
反戦映画で、いろんなことを考えさせれるテーマの映画です。

 イングリッシュ(英国の、英国人の、英語圏の)
 ペイシェント(患者)

 そう、主役は自分の記憶を失い名前もわからない顔もやけどで消えた患者。
どこから来たのかやけどで顔も年齢も確認できない死にかけた患者。

ハンガリーのブタペストで育ったアルマーシ伯爵。
 いつ呼吸がとまるかわからないアルマーシに献心的な看護でつくす
カナダ出身で今は連合軍で看護婦をしているハナ。

 この二人が戦場の移動医療施設で出会い、ハナが移動していくことを拒み、
アルマーニを壊れた僧院でみとってからおいかけると戦線の移動からはなれるところから
話がスタートする。ハナも目の前で友人を地雷でなくして傷心しきっている。

 この僧院に男性が何人か登場して奇妙な共同生活がはじまる。

 インド人、カナダ人、ハンガリー人。イギリス人。

それぞれの目的や仕事もことなる。

 アルマーニがふとした瞬間に過去のことを思い出すから、
1930年代のエジプトを舞台にした探検隊のはなしにさかもどったりする。
1945年代のドイツに地雷がしかけられたのどかなイタリアの町での数日間のはなし。

 過去の砂漠とエジプトでアルマーシは独身ではあったけれど既婚者のキャサリンと
恋におちる。その恋が当時の戦線とからみ探検仲間を不幸に命をおとす結果をつくる。

 砂漠といわれてもチュニジアで撮影したらしいが、みわたす限りの砂漠に
波打つ砂模様で、きれいな稜線で自然のもつ美しさにみとれてしまう。
そこには砂漠のもつ恐怖もあわせもっていて砂漠での恐怖を体験したキャサリンと
アルマーシは共通の体験として恋に燃え上がるのだけれど、キャサリンには
同行している夫もいてという仕組みで不倫に苦悩がはじまる。

 アルマーシが独身だったから。キャサリンと恋におちたから。
アルマーシの名前が、ドイツ人と誤解をうけたから。

 歯車が狂い、周囲にいた人を異国の地で滅亡においつめる。

これが二人とも既婚していたり、女性が既婚男性に恋するならありきたりの不倫なんだけど
あまりない組み合わせ。キャサリンも理知的で、アルマシーの気持ちはわかるけど苦悩する
人妻を演じている。

 でも私個人は不倫は嫌いで許されないと思うのであまりのめりこめない部分でもありました。

 いくつか印象的なシーンがあります。
アルマシーが「けがをしているけれど、顔に雨をうけたい」といい
終戦が決まった日、かさをさし、担架にのせられたアルマシーをみんなが
僧院の庭の噴水の周囲をかけまぐります。

 国や肌、髪、目の色のちがいをこえて無邪気に子どものように
はしゃぐ登場人物たち。

ハナ「雨がふってるわ!」

キップとハーディとカラバッジョが大声をあげながら、気が狂ったように、
患者をのせた担架をもって回廊をかけぬける。ハナも彼らについて走り、
患者の様子を見守る。患者はガタガタと揺れる担架の上で、目を白黒させている。
だがその顔には、笑いが浮かんでいる。患者は何か話しかけようとする。

カラバッジョ「なんだって?」
ハナ「うれしいって言ってるわ!」

 あと、ハナにモルヒネの量をふやしてほしいとアルマシーが
無言で不自由な指でモルヒネのケースをハナにむけるシーン。
自分で死を選んだアルマシー。ひとつでなくい痛みをおさえるためでなく
最期のときをむかえるためにモルヒネをつかってほしい。

 安楽死させてほしいと訴えるけれど、言葉もなくて。
理解したハナは涙ぐむ。

 キャサリンが死にかけたときにかいた最後の文をハナに頼んで
きかせてもらう。

「人は、みな、死にます。」この文を読み終えたときアルマシーは
息がたえていた。戦争への批判ともとれるメッセージ。

 燃えるような恋にあこがれる人にお勧めかも。
命を捨ててまでも守りたい恋なんて…。

 レンタルで借りたのだけど、手元において砂漠を感じたいと思いました。


ナイロビの蜂 / レイフ・ファインズ


【23%OFF!】ウィレム・デフォー セブン:ビギンズ(DVD) (2009年8月27日発売/発売日以降お届け)
ショコラ / ジュリエット・ビノシュ







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009/08/17 10:08:41 AM
[映画  洋画] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.