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2009/10/15
テーマ：劇団四季(530)
カテゴリ：ミュージカル
連休の最終日にいつもの三人（娘、息子、私）で潮留にある劇団四季の
海劇場にいきました。10月３日に開幕されたばかりのアイーダをみたのです。  写真は、劇場の舞台の緞帳に描かれたもの。 劇場内は写真撮影が禁止だから、これは以前もらった配布物から。 目の中の瞳にアフリカ大陸が描かれているでしょう。 そう壮大なるナイルの岸辺の物語。 これはね～ 息子には、まだ難解な分野で、娘にも反応がいまいちでした。 息子は中学二年、娘は高校二年だから、アイーダはレベルの高い内容の作品で 「あ～わかる」という展開ではなかったらしい。 客層は、カップル、女性同士、娘と母親という組み合わせが多かった。 そう、息子の年代が一番少ない観客層だった。 あらすじ 劇団四季の四季の会から配布された印刷物より 時空を超えて永遠になる「究極の愛」。 あなたもきっと、愛の力を信じたくなる。 時は古代エジプトの物語。 現代の博物館、古代エジプトの埋葬室の展示に 吸い寄せられるように近づいてくる男女。 ふと目が合った瞬間、見ず知らずの２人の心に 不思議な想いがよみがえる…… 舞台は変わって、古代エジプト、ファラオの時代。 エジプトの若き将軍ラダメスは敵国ヌビアの捕虜を連行し、 凱旋する。その中にいたのが、アイーダ。奴隷でありながら 毅然とした態度を失わない彼女にラダメスは興味をもち、 自らの許嫁である王女アムネリスへ献上する。アイーダはその気品や 知性でアムネリスに信頼を寄せられ侍女として仕えるようになる。 だが、アイーダには大きな秘密があった。 なんとヌビアの王女だったのだ。凱旋を祝う王宮の晩餐会で ファラオは、ラダメスに娘アムネリスに７日後に結婚するよう 強要する。喜ぶアムネリス、だがラダメスはこのときアイーダに 惹かれ始めていた。一方、アイーダもラダメスへ心を寄せていた。 そんなアイーダは、友情を深めつつあるアムネリスから、ラダメスの ことを相談され困惑する。 過去を捨てアイーダと生きる決心をするラダメス。愛を誓い合う２人。 そんなときアイーダの父ヌビア国王が捕らえられる。祖国のため父の 逃亡を計るアイーダ。彼女の計画を助けるラダメス。運命の愛、 女同士の友情、祖国への想い……多くの人の心に響く究極のラブストーリーです。 感想 究極の愛。(きゅうきょくとは、なんて打ちにくいんだろう） まったく最初になにを感じたのかトウキョクとうちこみしているし。 ゴクジョウかなどと無意識に変換キーをたたいているし。 運命に結び付けられた愛。感じたことありますか？ いろんな偶然で知り合って夫とは結婚して今にいたるけど 打算的な部分もあるし、そんなに純粋なお年頃でもない。 生まれかわっても同じ異性と結婚したいと、思いますか？ 観るのには遅すぎたというべきか 世界にはいりこめないという印象が…。とても自分の人間性が どこか貧弱でかけているように思えた。 楽しい、明るい、いっしょに歌える、耳にこだまして音が 口からでてきてしまうというような簡単なレベルの歌詞ではない。 なんといってもエルトン・ジョンの世界だから、レベルは高い。 そう歌いにくい音階というか簡単に口ずさみのできないメロディ。 そうフレーズが簡単な繰り返しの曲調ではないし、歌うのも 劇団四季の方だから歌えるんだよ～とリスペクトのまなざし。 そう身近に感じられない偉大な愛のお話なの。 とても複雑な人間関係や歴史的背景などあたまにないと無理かな。 エジプトの位置はわかりますよ。だってお風呂場のタイルにに地図をはってますからね。 この演目は、好き嫌いがはっきりして前作よりロングランになるかと 考えると、またみたいと思わなかった。今度は、ここに注目してみようと いう見せ場が単調で足りないような。アイーダの歌のシーンも多い。 歌も素晴らしくて役者さんもがんばっている。 歌詞が無理やり日本語にのせられているというイメージが。 ディズニーの作品で、そのままなぞらないといけないのかもしれない。 「美女と野獣」をみたとき、わくわくしてまた子どもと見たいと感じた あのドキドキするはずむ気持ち、それが今回は…。  【CD】美女と野獣 劇団四季版/ディズニー デイスニー 「ライオンキング」をみたときの。動物の登場に俳優さんのなりきりに 感心した舞台から目が離せない、釘づけになる展開が、今回は…。  【Aポイント+メール便送料無料】劇団四季 / ディズニー ライオンキング ミュージカル (CD) 「アイーダ」をまずオペラで学習すればよかったのかも…。 前作ニ作品は、アニメで世間に浸透してから舞台化されているので 経緯が異なるけど。ディズニーのイメージでいくとかなり ハイレベルで子どもは理解できないのではないかと。  ユニバーサルインターナショナル エルトン・ジョン＆フレンズ／アイーダ  【CD】ELTON JOHN&TIM RICE’S アイーダ(劇団四季)(CCCD)/劇団四季 ゲキダンシキ 娘には「ひとりの男性に女性二人が絡むのはウィキッドみたい。 ウィキッドみたいから関西いこうよ～」などとねだる。 戦争、紛争、奴隷というのがのほほんと暮らしている現代人の 日本人の私には無反応というか違和感がありました。 これでも昨年エジプトにいった、カイロの博物館にも足を運んだんだけど。 カップルで永遠の愛を感じる恋愛中か 一通り夫婦生活をこなした熟年時代のカップルが 観ると感激もひとしおかもしれない。 ラダメスの凱旋を祝う王宮の晩餐会で、ヌビア人の奴隷が ベリーダンスを踊るシーンがある。とても魅惑的でダンスのレベルも 文句はない。実際にエジプトで妖艶なグラマラスな女性の ベリーダンスをみてしまうとどうしても日本人がおどっていると 感じてしまう。劇団四季の方は、みなさんスタイルもいい。 ヒロイン、アイーダ役の濱田めぐみさんの歌は素晴らしいし 心に響くような深い音域で歌唱で観客は魅了される。 王女役のアムネリス、王女として生まれ育ち、ファラオの 暗殺をラダメスの父総督ゾーザーが計画して政権を自由にする ために政略結婚なのに、ひたすらラダメスを幼馴染という過去から 愛しているけなげな女性。総督は、自分の息子との結婚で 政治を自由にしたい下心がみえみえ。親というよりも野望で、いやらしい 人間の計算だかさを感じさせる。 アムネリスが一番かわいそうで、利用される立場だけど 王女という品格を持ち続けて精神をたもつなんて。 許嫁の心が別の女性（アイーダ）にあると知りながら結婚するとは それしか選択がないとはいえ、一番かなしい登場人物に感じました。 でも、王女とラダメスが形式上だけであっても 結婚してアイーダは、第二夫人でもいいのになんて考えた私は やはり甘い考えの女？ヌビアの王女が生き残っていればヌビアの 民はエジプトに忠誠しないから、邪魔者なアイーダ。 この時系列展開方法が、最初に現代をもってきて 過去にふりかえっていく手法は、オペラ座の怪人のときも 感じたけど、息子のような頭の中もゴチャゴチャのタイプには 最初に結果がわかってしまって、残念な部分もあります。 そのオペラ座の怪人をみたときから数年たって、息子も 今は中学生になったから、今回は成長したかと思ったけど やはり理解するのには難がありました。息子のオペラ座の怪人での 鑑賞態度はコチラ 愛にロマンを感じている エジプトに一度は行きたいと感じている、興味がある いっしょにいく人と将来も隣で生活したい このあたりの方が鑑賞するには適した層だと思いました。 東京では初公演なので、地方で鑑賞された方も 配役がことなると印象もちがうと思うのでいかがでしょう。 
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Last updated
2009/10/15 09:03:46 PM
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