[美術館　記念館]の記事一覧 | なりゆき散策日記

国宝薬師寺展へいきました

国宝薬師寺『月光菩薩』上野の東京国立博物館平成館で開催されている　国宝薬師寺展をみました。六月九日まで。入場料は　1500円。　お目当ては　菩薩像。ケースもないので　身近に感じます。少し傾斜しているのに　顔は　正面をむいているし　不思議なポーズだ。あの指のかたちといい人がつくれるものなのかとため息。　でも　ココにたどり着くまでが大変。やはり朝一番が　いいかもしれないです。　すごい人。入場制限している。屋根のある中で　蛇のような　クネクネした列でもいいのに建物の外での待機は　つらいわ。建物に余裕のスペースがないのかしら？もう閉幕近いから人が多いのも仕方ないのかも。20分は　外で待たされた。よかった夕方で。給水サービスがあったのが　救いだわ。炎天下だと困るわね。　この年になると　日焼けやら　心配なのよ。たって待つのも　正直つらいわぁ。よっかかりたい。わがまま？日ごろ　自堕落な生活ばかりしているから。　　　中にはいっても　低い位置の展示物は　うしろからは　みえない。位置を高くすればいいのに。それに一番前で　陣取って音声案内に聞きほれているオジサンが　ベタとケースにはりつきこのオジサンのシルエットで　残念だけど　宝らしきものが　みえない。なにも見えない。双眼鏡をもってくるべきかと少し後悔。ケースの輪郭しかみえないの。オジサンの後姿だけよ。オジサンのうしろに五、六人はいるしね～時間内は　何度みてもいいので　一度でてから　またもどりました。このオジサンとは　もう遭遇したくないなぁ。独り占めしないで　いただきたいわ。　音声案内は　市原悦子さん。借りようか迷ったけれど。時間的に無理なので　あきらめた。閉館が6時でも　人がひかないから　6時半までに延長されたらしい。この音声ガイドをかりたことがないけど　借りるべきもの？借りたら　絶対いい？　薬師寺。そういえば　高校の修学旅行でいった。夢殿もみたかもしれない？吉祥天像もみた。今回もみたけど　二分間の解説映像がありました。色が　暗いですが　長い年月を考えれば劣化も仕方ないですね。でも私の中のイメージと違う。色？大きさ？同じ大きさに思えない。記憶ちがい？それともこちらが　脂肪が増えたから？割増したからか？　時間が延長されるようです。まだの方は　菩薩像の裏側をお見逃しなく。衛星放送での特集を録画すれば　じっくりと楽しめるかもしれません。正面からでは　のぞけないお姿に　みなさんほれぼれしてました。　このあと先日紹介した　坂井成紀さんのコンサートにいき　帰宅しました。　時間的に　東京体育館のバレーボールの終わった時間と重なり千駄ヶ谷の駅が　またすごい人です。乗る人　何百人　降りる人　数人の構図？電車から　おりたくても　まっている人が　車両に乗らないと　歩くスペースもないというかんじ。まったくのぼりとくだりを兼用しているホームは　これだから。イベントがあると駅の賑わいは　別の場所のようです。上りに別の臨時ホームもありますが　この程度の利用者では　使わないらしい。　駅の階段を何人もぶつかり　改札まで何とかたどり着けばみんな入場の改札機。×のマークばかりだとでられない？恐怖でした。なんとか駅の構内からでました。中央に　両方使える改札機があって　人のとぎれた瞬間に　やっと出ることがきました。　バレーボールも　薬師寺展もテレビで　みる方が　いいのかもと感じてしまいました。私の場合は　記憶があいまいだから　記録としてのこる方法のタイプがいいかもしれない。そうそうXデーの問題もあるし。　自分の目で　本物をみるという行為は　この年齢には　遅いのかもしれない。もっと早い年代で　経験すれば　なにかに生かせたかもしれない。小学生より小さいお子さんが　親と行儀よくみてましたよ。わが子には　無理かもしれない。ライブで楽しむって無駄な時間ではなかったとなぐさめたのでありました。単なる自己満足かなぁ？

平和祈念展示資料館　府中市美術館

　夏休みも終わりに近づき　娘と新宿の新宿住友ビルにある平和祈念（記念では　ありません）展示資料館に　行く。宿題の目的は平和を願い　今　何ができるかを　レポートにまとめるそうだ。入場は無料で　都庁のすぐ近く。あまり宣伝を　している形跡は　ない。私は　地下鉄車内の広告で　ここにあるということは　知ってはいたけど。館内は　海外からの引き揚げ、戦後強制抑留、恩給欠格者、語り継ぐ場、導入部に分類されている。　昨年に家族で　シンガポールに行った際、セントーサ島にある　イメージオブ　シンガポールという場所によった。そこでは　日本人が現地人を　生き埋めにしている映像が　流れて　ショックで　海外で　日本人が　したことを　いかに現代人は　知らないか　思い知らされた。日本人が　した罪を　知らないで　平和ボケして生きてきている。このままで　いいのだろうか。　　平和祈念展示資料館では　日本人が　外地で　うけた悲惨な　現実の資料が　多い。満州からシベリアにいった方。ジオラマや　当時の衣服、手作りしたという食器など。物のあふれている現在には　パンの一切れを　等分するか　みんなで真剣に見守るなんて　信じられない、想像できない。この資料館には　図書の閲覧や　ビデオコーナーもある。　私が　ビデオをみたとき　相沢（元）代議士が　帰国者として「北方領土のことは　よく話題になるが　補償など　片付いていないし　仲間は　高齢で　話を　語り継ぐ人も　へっている」と回想していた。劇団四季の異国の丘の東京での初演を　みたことがある。理由もなく　他国で　働きいつ帰国できるか　わからないなんて　現代の拉致、どこかの国みたいでは？いいのだろうか　このままで　と疑問が　残ってこの場所を　あとにした。　京王線から府中を　めざし　府中市美術館に向かう。今日で　閉幕の　カミーユ　クロデールの展覧会が　あったのだ。カミーユさんは　フランスで　彫刻家ロダンの弟子で　いつしか師弟関係から　不倫関係へとなり、別離後　カミーユさんは　精神を　病み病院に幽閉されて　一生を　終えたそうだ。作品は　肉感的で　彼女は　天才だと感じた。作品のカタログは　完売していて　仕方なく売店で　絵葉書を　かった。分別盛り（1899年）と波　あるいは水浴する女たち（1987年）の二枚。　カミーユさんを　知ったのは　フランスの女優　イザベル　アジャーニという方が　この役を　演じたいと　企画から持ち込み映画化されたからだ。映画館では　渋谷の　ル　シネマだけの単館ロードショーで　あったように記憶している。私は　当時は　映画館には　いかれなくて深夜にテレビで　放映されたのを　みた。フランス映画は　なかなか日本では公開されないし　年々アメリカ映画ばかりで　さびしい限りだ。深いテーマだし　理解するのも難解で　公開しても　客入りが　見込めないのかもしれない。芸術という面では　フランスは歴史もあるし　もっと理解するルートが　増えることを　希望する。　つれあいが　ベルナール　ビュッフェというフランス人の絵が　好きで　帰りがけ　新宿で　ポスター類を　さがして　帰宅。　長い一日で　府中市美術館から　駅まで　往復歩いて　とても疲れてしまった。