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寂寞とした将来への不安を持つ少年たちへの箴言
年を重ねると、次第に等身大の自分というものが見えてくるものですが、私にはいっこうに見えてまいりません。それどころか、病床にありながらもPotentialが有り余っていて、そのはけ口を探すのが難しいのです。 きっと、才能は潜在意識の下層に眠っているのですが、自分の生命に関わるようなある事件を機に目覚めるのでしょう。 私も、20年前なら、日本屈指の実力者になって世界の檜舞台へ羽ばたくとは思いもしませんでしたよ。 私の場合、己の宝蔵を開けてみただけのことです。ただ、それまで開ける機会がなかっただけなのです。 むかしから、学校の勉強なんていうものは退屈きわまりなくて、教師なんていう人間も信用できないという懐疑主義の塊でした。 ただ、私には、人並みはずれた集中力が備わっていましたから、やればできるんですがやりません。好きな分野以外に労力を使うのは、自分にとって本分ではないのです。 Agent時代に、東大を始めとする連中から「Ultraman」と恐れられていました。そういうオーラを全身に纏っていたらしいです。頭は明晰でも、優柔不断な人間は駄目です。全く使い物になりません。私が連中に気迫の剣で切り込んでいくともうタジタジになって、「勘弁してくれ!」っていうことなんですよ。 頭脳の明晰さは、あって当たり前だとしても、大切なのは「気迫」の問題です。 Stage上でも、臆することなく自分を表現しさらけ出すこと。自分のありのままを出すだけでよいのです。 自分を磨くには、その分野の底辺にいてはいけません。必ず、その道の一番の人に教えを請うことが大切です。学んだら、それを咀嚼して完全に自分のものにするのです。 あなたから、気のオーラが出てくるまでには時間が掛かります。最初は、一点に気を集中するとよいでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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