|
えー、ふとEffectorにまつわるエピソードを思い出してしまったので、書いてみましょう。
今をさかのぼること、10数年前のことになりますが、学生時代の友達に、今度東京に行くからお前のところにも寄るぜって電話をしたんですよ。そうしたら、何でも、Bandの練習があるから、練習Studioへつきあってくれって言うんですよ。それで、遊びにいったがてらに、彼のGuitarを借りて持っていったんですよ。 私の友人と言えば、Guitarの他にEffectorsをたくさん持っていく訳ですよ。なんと言うのかなあー、彼は、機材の音を追求できない性格なんですよねえ。よく言えば、朗かなんですよ。悪く言うとえらく大雑把なんですな。 そんなことで、練習の際にはSide Guitarということで、曲を教わって、さあー、始めようということになったんですよ。件の友人はEffects満載で、Distortionの他にChorusやらDelayやらがかかっているのです。一方で、私の方は、Amplifierに直接Pluginした「素の音」なのです。 突然、練習の途中で、 友人曰く、お前の方の音がでかすぎるって言うんですよ。 「あれー、最初に、音合わせしたときにはちょうどいいと思ったんだけどなあー!」っていいながら、Volumeを下げる私。 演奏再開数分後 友人曰く、やっぱり、お前の方の音がでかいよおおー!! 私曰く、「ええええー、そんなことないぞ。かなりVolumeも絞ったんだしさ?!」 私は、原因がすぐに分かりましたよ。それは、Effectsのつなぎ過ぎで音が鈍っていたんですよ。ついでに、常時Delay PedalとかをOnにしておくと音が引っ込むんですよね。私の方は何もない直の音ですから、音は小さくても前に出るんですよ。 そんな訳で、原因は分かったのですが、彼には言いませんでした。 まあー、彼のBandですし、原因は彼が自分で解決すべきものだと思ったんですよ。人が悪いようですが、自分の問題をいつでも他人が解決してくれるとは限りませんからね。 その後、ようやく自分の使用機材や使い方に難があるのが分かったらしく、全部二束三文で売ったらしいです。 ところで、やっぱり自分の音色を出すには、まず基本的な音を作ってから、それにどれを足すか引くかってやって賢く使わなくちゃ駄目なんだよね。 まあー、基本は、化粧品と同じですからね。不美人が使って、突然、美人に変身できるかと言えばさにあらず。Effectorも同じことで、いくら下手な演奏に使っても、演奏自体が変わる訳ではありませんよ。 使い過ぎには、十分ご注意ください! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.04.19 22:58:08
コメント(0) | コメントを書く
[MUSIC WORLD TRIAL=PASSION] カテゴリの最新記事
|