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カテゴリ:音楽ネタ
バンコクのホテルの隣に、バーベキュー屋がある。
これは、ドーナツ状に回りにお出汁を入れる所がついている、鉄板というか、アルミ板を、炭火で焼くというものだ。 日本でも、一部のジンギスカン料理の店でも似たようなモノが出てくるという。 そして、そういう店のいくつかは、食べ放題である。 日本でも、焼き肉食べ放題の店があるが、あんな感じである。 通訳をしてくれた若い女性に桂 雀三郎 with まんぷくブラザーズの「ヨーデル食べ放題」を、タイの事情にあわせて、少し歌詞を変えて、歌ってあげたら、無茶苦茶ウケました。 こけらの店は、もちろん、ビールは、別料金でした。 ちなみに、バンコク近辺は、89バーツ食べ放題だったのですが、バンコクから200キロ近く離れた、地方に行くと、69バーツ食べ放題と、20バーツ値段が下がる。それだけ、バンコクと地方とでは、物価に対する感覚が違うのかもしれない。 さて、この69バーツで食べ放題の店では、テントの下で、生バンドのライブが行われていた。曲は、ちょっと、演歌っぽい、ポップスで、お客さんは、バーベキューに集中しているために、あまり舞台に注目はしないものの、時々、流行歌があるみたいで、お客さん記は、イントロが聞こえたら、拍手をしたり、サビの部分を歌ったりしている。 それにしても、タイの地方に来て、驚いたことは、けっこう、音響機器を持っていて、大音量で音楽を鳴らす設備と機会があるという事だ。 日本で、音楽活動をやろうとすると、防音の効いた部屋で、やらないといけない。たとえば、ロックバンドをする時は、ライブハウスなどでやるのだが、ライブハウスに入る人は、ごく限られた人で、一般の人が、彼らの演奏を聴くことが出来ない。そして、そういう店に入ろうとするためには、事前に情報がないと、どういう演奏がわからないので、あまりにもギャンブル過ぎて、中に入らない。そのため、有名なバンドだけは、お客さんが入って、それ以外は、いくら演奏が良くても、お客さんが入らないのである。そのため、ある程度の才能のある、ミュージシャンたちのうち、いくらかは、ライブでメシを食うことが出来ず、芽が出ないまま、消えていってしまうことがよくある。 ところが、タイでは、人口の割に、野外でライブを聴きながら、食事をする店が多いために、無茶苦茶有名にはなれないかも知れないが、地元で、適度に音楽で食える環境があるように思えた。そして、広い場所で大音量で多くの人に聞いてもらう。そして、人々に評価され、ミュージシャンとしての自信を深めていく。 日本より、タイの方が、ミュージシャンとして生きてゆきやすいのではないかと感じたのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004.08.17 16:04:06
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