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2004.08.12
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カテゴリ:音楽ネタ
タイから帰ってきた翌日、信州の望月町の牧場で行われるイベントを手伝うために、バイクで、現地に向かった。
ここは、東京から180キロぐらいの距離があり、先日までタイの取材をしていた、バンコクとプラチャンタカーム郡との距離と近いものがある。タイは、一般道でも高速並で、ぶっ飛ばすので、3時間足らずで着いたが、日本では、そうはいかない。しかも、お盆休みときて、国道は他の都府県ナンバーであふれている。とはいいつつも、高速代を3150円使って、なんとか、3時間半で到着。
開催予定の場所は、山の上の広々とした牧草地で、おそらく標高は1200メートルはあると思われる所だ、既に、牧場の真ん中の小高い場所に一基のテントが立っており、そこが、会場だとすぐにわかった。
バイクを駐車場に置き、荷物をもって、歩いて会場にいく。
丁度、音響のチェックをするところだった。
今回は、私は、音響システムを提供しているのだが、スピーカーは、別の方が提供してもらった、日本の誇る名機と言われるスピーカーで、ヤマハNS-1000Mだ。
私は、家では、ヤマハNS-10MやNS-10MMを使っているが、その巨大さには、びっくりだ。そのスピーカーを夜露に濡れるというのに、惜しげもなく、貸し出して頂けるとは、ほんと、あり得ないことだ。
しかも、音を反射する場所がない、こんな広々としたところで、聞けるのは実にすばらしいことだ。
さて、音響のチェックに入る、広々とした、自然の中で、高音質のスピーカーで大音量で聞くのは、実に素晴らしい。
と、思ったのだが、どうも、デッドポイントが出来ているのだ。
デッドポイントとは、左右のスピーカーの音が干渉して、音が聞こえなくなる場所の事だ。
これだけ、連著に現れるのはびっくりだ。
怪しいと思って、アンプを確認すると、モノラルモードになっていた。左右同じ音が出れば、干渉するわな。
音響チェックが終わり、リハーサルに入る。
岡さやかさんとは、以前、2004アースデイ東京の日などに、お会いしているので、曲調は大まかにわかっている。
今回は、普通ボーカルに使うダイナミックマイクではなく、コンデンサーマイクを使い、ボーカルの抜けの良さを狙う。今回は、偶然にも、カリンバを使いながらの弾き語りをするので、ちょうど、このマイクで正解だった。
リハーサルをしていると、もうお客さんが、本番だと思っているようだった。
さて、日も暮れてきて、いよいよ、本番である。
お客さんも、ぱらぱらと来ている。
そして、真っ暗になった頃、イベントが始まった。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」をフューチュアした、星のお話しの朗読である。朗読をしてくれだ方は、素人なのだが、すごくおちついていて、しかもすごく言い声だ。
そして、用意して頂いていた、曲を、タイミング良く、送り出すとともに、話しの展開を見て、音量やエコーの掛け具合や憩ライジングに変化を与え音色を変えていく。
これが、実に気持ちがいい。
そして、朗読が後半に差し掛かった時、下の方で、赤色灯が回転しているのが見えた。警察だ。
責任者の方に、警察だと言うと、責任者の方が走って行った。
そして、息を切らせて帰ってきた。
どうも、最近、盗難事件が発生していて、パトロールをしていたようだった。しかし、本当は、去年、近くまで来ていた、白装束集団のパナウェーブを警戒しているようでもあった。
このイベントをするにあたって、町の役場などに話しをしに行ったとき、去年、パナウェーブが来たことの話しが話題になった。
しかし、担当官は、パナウェーブの事を、パラサイト・イブと言い間違ていたので、この責任者の方が、パナウエーブと言い換えても、ずっと最後まで、パラサイト・イプと言いつつけていたそうな。
話しは、真剣だったにもかかわらず、笑いを堪えるのが必死だったとか・・・・。
そんなこともあって、責任者の方は、パトロールに来た警官に、住所・氏名・生年月日を聞かれた。
しかし、もう、そろそろ、朗読が終わろうとしているため、早く戻ろうと、住所と氏名を言ったところで、現場に戻ろうと走り出したら、警官が「生年月日~っ!」と叫んで、追っかけてきたそうだ。
普通、犯罪者が逃げたときには、待つはずもないのだが「待て~!」と言って、警官が追いかけるのだが、「生年月日~っ!」と言われて、警官に追っかけられた人は、とても珍しい。
そんなこともありつつも、朗読が最後の山場に差し掛かり、「星に願いを」が、かかり、曲終わりで、岡さやかさんのライブにバトンタッチをする。
DJ用のCDプレーヤーには、残り時間が表示されているので、その時間を読み出して、プレーヤーに知らせる。
カウントを、10、9、8、7、6と数えて、後は、沈黙し。実際のカウント0で、ばっちりと岡さんの演奏がはじまった。
別に、進行表は、もらっていなかったが、合間のMCでの曲の紹介などをヒントに、この曲は、きらびやかに、この曲は、暖かい音にと、ピアノの音を作っていく。
ボーカルに掛けるエコーの種類も、何パターンが用意して、曲調に合わせて掛ける。
今回は、これらが、きれいにはまって、ミキシングをしている自分と、演奏をしているプレーヤーそして、会場で聞いている人が一体となった感じがした。
もう、ずいぶん前に、いろいろ、曲を作ったりと試行錯誤した経験が生かされた瞬間だった。
大きなトラブルもなく、ライブが修了し、私は、お役ご免となった。
ミキシングルームとなっていた、テントを出て、空を見上げたら、満天の夜空に、天の川が広がった。そして、目が慣れてくると、その星の数が増えてきて、宇宙に吸い込まれていく感じがする。
そして、時々流れる流れ星を見つけては、小さな願い事をした。
タイから戻ってきて、いきなり、高原の自然の中で、大音量で言い音楽を楽しむ、こんな贅沢が出来るとは、思っていなかった。
少し、無理して、手伝いにいって、本当に良かった。


昼間に撮影したものですが、こんな所で演奏していました。モデルは、今回演奏してくれた、岡さやかさん。



みんなで後かたづけをしている様子。






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最終更新日  2004.08.17 03:59:53
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