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2020/12/13
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 状況判断を世界中で誤らせただけでなく、そのまま事実誤認へと導いたその根源的な理由とは、エネルギー起源のCO2の年間排出量が2017年実績で、約330億トンとなっていたのに対し、大気中のCO2濃度測定でたった410ppmにしかなっていなかった、という巨大な落差の解釈を全員が理由なく怠っていたということにある。
 大量に生産されて毎年増加し続けているCO2が、大気圏内の計測値では何故0,041%にしかなっていなかったのか、というその違いを誰一人としてこれまで不審に思ったことがない。この差が伝えている厳粛な数値の意味を、どうして誰も指摘しようとしていなかったのか、文明が犯した最大の誤謬は、おそらくそこ。

環境問題に取り組んでいる当事者のすべてが、そのデータに残された壮大な規模の事実誤認について、関心を示したとする報告は一件もない。世界はその結果事実認識を誤り続けることとなり、環境問題を解決するための有効な方法を見出せなくなってしまっていた。この壮大な規模へと膨らんだ数値に潜む意味の違い、がどうしてできてしまっていたのか、ということについて世界は謙虚に反省する必要があるだろう。

問題の本質を知らずに現在まで放置しつづけている以上、有効な対策を絞り込むのは固より不可能。事実関係の確認をこれまで無視しつづけている、という不実なその姿勢が止まらない温暖化とそれによる気候変動を、三十年以上の無駄な歳月を環境投資に費やしていながら、何一つとして成果を挙げとする結果を失ったままにした。

CO2の質量と性質をこの段階で一人でも確認していたのであれば、CO2が空気より重いため上昇する能力がなく、そして水に溶けやすいという性質をもっている、という事実を知ることは十分可能なことだった。ここで生じた怠慢が温暖化を放置して気候全体に強い負の影響を与え、自然災害を狂暴化させるようになった経過を、世界に正しく伝えることはおそらくずっと前からできていた。

温室効果ガスが海面に着水したとき、熱を保持していることは最早できず、海面を熱交換プロセスで温めて海水温を若干高める、という変化を生み出すようになっている。火力発電所が沿岸部に建設されているのは、理由があってのことなのだ。地表に降下したCO2なら植物に取り込まれ、夜の間に新鮮な空気を作るための酸素の供給源となっている。CO2の限界と効用に気づく程度のことは、誰であっても当時おそらく既にできていたはずなのだ。

盲いたる知識人たちでこの地表が満たされてしまっていた、ということがいつまで経っても気候変動が治まらない、という状況の定着を加速したように思われる。空気より重い物質はそれが何であれ、自力で上昇する能力をもたないため、重力の作用を受けて降下していくことしかできなくなっていた。最終的に地表又は海面へと落下し続けるようになったのは、だから物の道理だったということなのである。

このためCO2が大気圏に長期間滞留していることは本来できず、330億トンという膨大な年間排出量となっていながら、上空ではたったの410ppmしかないという少数派へと変化せざるを得なかった。この事実は温暖化の原因がCO2にあるのではなく、同じ温室効果ガスである平均60%以上の比率を占めている、多数派の成分となっている水蒸気にあった、という事実を以前から指し示していたのであった。
 CO2以外に原因とすべきものはない、と確信している世界中の知識人たちは、国連の権威の下で錯誤を悟ることができないまま、狂信的で統一的な行動をとり真相の解明を積極的に怠っていたのみならず、阻害さえしていたほど陋劣な存在となり果てている。これほどまでに劣ってしまっていたというその認識能力の劣化という状況が、偽りの情報を信じ込んでいた知識階級によって、これまで永く維持されていたのだったから、気候危機へとそれが発展していったのは必然ととなっていた。

こうした成果なきプロセスの長期的関与が、温暖化を止められないまま放置することとなり、気候危機と国連が自らがそう呼ぶようになった状況を定着させ、そうなった原因を特定するための努力を怠らせて、削減目標の最大化だけを声高に叫ぶようになったのだった。なんと愚かなことであることか。学力を高めるための高等教育へとシフトしておきながら、基礎的な科学知識を理解することすらまったくできなくなっていた。

アボガドロ定数を知らずにCO2を温暖化の原因だとして、打ち揃って指弾している似非知識人のなんと多いことか。知識の総量は格段に増えたのだが、その学力は使い物にならないほど拙劣でかつ幼稚なレベル、ドライアイスの白煙を見ていながら、CO2が空へと昇ってってゆけないほど重い、という事実を平然と見逃しているほど無知、であることを世界に対して公言して尚憚らない。これこそが教育の失敗を示す何よりの証拠となった。

権威主義的な性向を強く持つ似非知識人たちは、判断能力が不足しているのを悟られまいとして、率先して行動することを避けたがることから、責任を取らされる事態を予め回避する特殊な能力をもっている。言葉の使い方に注意を払っていると、常に逃げ道を準備しておこうとするその習性を知るだろう。自発的に判断したり断言したりすることができない、という特徴から指示待ち世代だとすぐに判断できるからである。

判断停止を流行らせた時代とその再生産を蔓延させた、直近の半世紀というながい長い時間の帯を、こうした社会背景の変化が人知れず生み出していた、ということを推定することができるのではなかろうか。この時代を作り上げてきた当事者たちは、温暖化を誘発した温室効果ガスをCO2だけだ、と権威的存在と化した似非知識人たちから刷り込まれたことにより、本当の原因物質である熱水蒸気の関与を長い間見逃していた、という経過の事実が気候危機という状況を地球上に連れてきた、ということに今以て気づかずない。これが知性なき知識人、とここで断定しているその根拠。






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最終更新日  2021/02/12 05:55:51 AM
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