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2021/06/02
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世界中を靡かせた国連が主導する脱炭素運動は、温暖化現象が止まらないという事実を確かめることにしかならない。これまでまったく進捗をみせていない環境復元運動には、改善するという保証もなければ根拠もない。目標設定を高めさえすれば、今まで不可能だったことが可能になると思い込んでいただけなのだ。

その対策の根拠となったCO2削減という方法では、温室効果ガスの発生を減らすことはまったくできない。CO2のもつ温室効果は、大気ではなく、海面を温めることにしか、使われていないからである。空気より五割も重いCO2は、大気圏を自力で昇ってゆく能力そのものをもたない。大気温を高めることなど、不可能であるからだ。地表に温室効果を与えているのは、二酸化炭素ではなく水蒸気なのである。脱炭素運動には、意味がないだけでなく価値もないのだ。国連が陥ったこの錯誤が、無駄と損失の温床となったことによって、多くの不具合を現在へと齎した。温暖化がまったく止まっていなかったのは、権威が陥った錯誤に基づいて導いたその結果だったのである。

国連が温室効果ガスと定めたCO2はガスとしては重いため、火力発電所の排煙筒から放出されたその直後、重力の作用で下へと向かって降下することしかできない。世界中の知識人たちのすべてはガスに宿る質量の差を、完全に見落としていたことは経過の事実から既に確定していることなのだ。固体のCO2であるドライアイスは、マイナス70℃より温度が高いときガス化して白くなる。そのとき生じた気化したCO2は空気より重いため、上へ上ることができずにゆっくりと降下する白煙となっている。床に棚引くドライアイスの白い煙を、誰もが一度は見たことがある筈だ。

CO2には、大気圏どころか空気圏を温める能力が欠けていたのだ。上空へと昇ることができる主な温室効果ガスはメタンと水蒸気くらいのものなのである。国連が用いた大気圏の定義には、湿度という要素が最初からが除外されていた。このため、水蒸気を要素として採用することができていなかったのである。これが重大な錯語となって、温暖化を長期間止まらないものへと位置づけた。温暖化問題の解決を阻んでいる最大の原因が、CO2にはできない上昇が大気圏内で起きているとしてきた、国連の思い違いと独善による強烈な一方的なキメツケであったのだ。

空気の定義には、乾燥空気と湿潤空気との二種類がある。大気の成分が78%の窒素と21%の酸素その他1%とされているとされていたことから、湿度を包摂する空気を大気成分として要素化すると、大気圏の定義を再設定しなければならなくなる。この部分を見落としていたということが、その後の気候変動へと繋がった理由だったのであり、さらに止まらなくなっていた温暖化を募らせただけでなく、ついに気候危機と国連自らがそう呼んでいる、危機的状況を生み出すに至らしめたその原因となっていた。

気候危機を発生させてしまったというのは、水蒸気の温室効果を国連が見落としていたからに他ならない。この判断の誤りが祟って削減目標の的を外してしまっていたために、温暖化対策に膨大な費用を四半世紀以上もの時間を費やしておきながら、状況の悪化を却って進めせてしまっていたのであった。こうして貴重な富を大量に失う誤った対策を執拗につづけさせていた、ということが世界を貧困化させることとなったのである。

この己が犯した瑕疵の重大さに気づくことなく、世界を更なる蒙昧へと引きずり込む脱炭素運動へと発展させた、ということになる拙い経過を残してしまったのだった。温室効果ガスは主なものに三種類あるとされ、最大の温室効果能力を持つメタンガスは水蒸気より軽いため、大気圏内を急いで通過してしまい、成層圏の中層域に集まっていることが分かっている。このため大気中の密度はppb(十億分の一)と極めて低くなっている。

CO2の温室効果は既によく知られているのだが、その比重が空気より重いために自力で上昇する能力を本来もっていなかった。大気圏に放出されたCO2は空気より150%も重いため、海面へとむかって降下することしかできないのだ。火力発電所の立地が沿岸部であることから、風向き次第で海面へ落ちる場合と、陸上へ落ちる場合とに分かれる。CO2の性質に水和し易いという特徴があることから、海面へと降下したCO2は熱を海水に移して失い、自らは炭酸化して石灰質へとやがて変化する。その後は地球の炭素循環へと組み込まれることとなり、長い時間をかけて地殻変動や噴火などで地表に再び顔を出すことがある。

CO2の年間排出量は約600億トンと見積もられているのだが、その半分以上は産業分野で生みだしたものなのだ。ところが大気圏内の残留濃度を測定すると、全体でたったの400ppm(百万分の四百)でしかなくなっていた。400ppmを百分比にすると0,04%であることから、600億トンのCO2のうち炭素循環に取り込まれているその最大の割合は、概ね99.96%だということになるだろう。このためCO2の温室効果は海水温を少し高めていただけだったのだ。大気圏内で温室効果を発揮するための条件を、殆ど失っていたということが当初から見えていたのだ。要素抽出が不完全だと、要因分析で判断を大きく誤ることになるだけなのだ。

これまで続けられてきたCO2削減努力には、最初から実効が不在であった。地上に落ちたCO2は炭酸同化作用を促して、CO2の吸収と酸素の分離再生を経て酸素の濃度を暫し高める。このため地表に落ちたCO2は、有害であるどころか有益なもとなっていたのだ。着水したCO2は水和した時点で熱を手放し、貝殻やサンゴの成分となったり、カルスト台地の下で鍾乳洞を生みだしたりするサイクルに取り込まれることとなる。実害があるとすれば、それは海面温度の上昇という点に限られる。

この熱は飽和水蒸気を発生させて低気圧となり、やがて台風へと発達して上空へと至る。年間にすると台風の発生数は30コほどで安定している。高気圧は時計回りの渦となって下降し、その後海面付近で折り返し上昇気流へと反転する。回転方向を右回りから左回りへと、低気圧となる段階で反転させているという現象が対流圏では起きている。下降気流である高気圧は、乾燥した空気と熱を地表へと圧しつける。これが山火事を発生させる条件を整えることになる。
 この熱循環を行っている対流圏は上昇気流と下降気流とで成り立っていることから、そのメカニズムが気候の安定性を保っている。高気圧と低気圧の回転方向が一緒だと、互いに打ち消し合って消えてしまうため、台風もなければ山火事も起きないということになるだろう。空気圏で水蒸気の熱と位置エネルギーがそこに加わったことによって、風水害を狂暴化させながら内圧を高めた破壊エネルギーを、地表で解放するサイクルを加速させるようになっていた。

大気圏内のCO2はその濃度が極めて薄いものであるため、温室効果を地球に与えている原因とすることはできない。大気圏の低層部は空気圏と呼ばれており、上空へ行けば行くほど酸素濃度は薄くなっている。高い山に登れば昇るほど、気温は下がってどんどん低くなっていく。大気中の温室効果とはどの温度帯域を指しているのか、という条件設定が不明のままとなっていたのがこれまでだった。極めて漠然とした概念に、国連が執着していることは当初から明らかとなっていた。平均気温の計測地点と温度帯域を特定しないで、一概に温室効果が高まったとしている行為には甚だ重大な問題があったのだ。

 水蒸気の温室効果は、気化熱で説明できる。地表に打ち水をすると俄かにそこが涼しくなっていたのは、気化熱が地表を冷やしていたからだった。エネルギー保存則がこの熱を上空で保っているために、大気圏が温暖化の根本的な気温上昇の原因になっていたのである。

水蒸気の問題点は上昇する過程で位置エネルギーを身に宿す、ということなのである。この位置エネルギーが破壊エネルギーとなって、自然災害を引き起こしていたのであった。CO2には雨を降らせる能力は本来なく、上昇する能力もないため破壊圧を解放する位置エネルギーの影響を一切受けない。有害という点では、水蒸気の方が遥かに高いものがある。

 国連が問題認識能力を失っていることは、これらの諸事実から夙に明らかとなっていたのであった。世界中の知識人のすべてが何故か、国連が犯した錯誤の意味に気付かなかった。たいへん訝しいことである。国連を権威へと位置づけてきた現代文明が、温暖化をとまらないようにしたということができるだろう。教育水準が高まると判断能力が損なわれることになるようだ。初期の段階で物質の重さを比べていたら、温室効果ガスの違いについて健全な判断を下すことはできていた。ところがこのとき、思考力が世界規模で失われてしまっていたのであった。気候変動という問題の出現は、教育の失敗を示唆することでもあったのだ。

質量を確認するための方法として、19世紀の後半ころにはアボガドロ定数が既に与えられていたのである。比重の違いをこれまで一度も確認していなかったのは、明らかに国連が犯したミスなのだ。そのために温暖化現象をこれほどまでにこじらせてしまったのであり、無駄な投資を長年に亘って、幾重にも積み重ねて損失の総額を徒に壮大な規模へと押し上げたのだ。この損失を積みあげてきた経過の事実が、貧困化の原因となったものと考えられる。






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最終更新日  2021/06/15 10:59:16 AM
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