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再生可能エネルギーは、環境にとって何一つ役立っていなかった。世界中の知識階級のすべてが、交流電流について無知だったからである。交流電流について正しく説明した知識人はこれまで皆無。環境保護団体もすべて同様だった。電力業界が秘密主義に徹しているということが、交流と直流の違いを弁別できない知識人を、地球の全域に亘って遍く大量に作り出していた。
直流しか知らない弱電技術者の集合が、交流(強電)との違いを理解しないままに電力を利用していた。この交流と直流を混同したことで生じた認識の錯誤が、気候変動を悪化させるよう国連にミスリードさせてきた。交流電流の最大の特徴は、周波数があるということなのだ。周波数とは発電機が備えている磁石の極性を、高速で切り替えていることで与えられる、ある周期性をもった特性のことである。一秒間に五十回磁極の切り替わっている周期を維持する電流が、50ヘルツの交流電流というものなのである。 交流電流を作りだすためには、磁場が変化する共有磁場という反応場が必要なのだ。磁石が持つ磁束の密度を高めてやれば、電流量を増やすことができるため発電効率は高まる。交流起電力は磁束密度と磁場変化の割合が定めている。このため一瞬たりとも止まれなくなっていた、というのが交流電流というものの正体なのである。 このため再生可能エネルギーの発電量を、どれほど増やすことができたとしても、火力発電所で燃やしている地下資源の消費量を減らすことは不可能だった。止まってしまうことができない交流電流を、常時切れ目なく生み出しつづけているためには、回転を常に維持している交流発電機でなければならない。交流発電機(電源)では、有害な地下資源を節約すること自体が本来無理な相談だった。 温暖化がこれまでまったく止まっていなかったのは、再生可能エネルギーを世界中で導入していていながらも、地下資源を燃やしつづけていたからに他ならない。これが気候変動を著しく悪化させることとなったのであり、地表に気候危機を連れてきた最大の理由だった。再生可能エネルギーを有効利用するためには、独立した状態で稼働する自己完結型の電源でなければならない。再生可能な電力を電力会社に買い取らせてきたというその行為が、その後の無駄な投資を積み上げさせることとなったのだった。 蓄電ユニットと組み合わせていない再生可能電力のすべては、環境復元能力を失ってしまうことにしかなり得ないのだ。現状は400ppm+つまり0,04%超というコンマ以下の数値を既に達成していた、という事実を既に伝えていたにも関わらず、パリ協定は排出量を更に引き下げようと躍起になった。つまりパリ協定の目標は、夙に達成されていたということなのだ。思考力の不在は、批判精神の不在となって世に祟る。 大気圏に温室効果を与えている最大の原因は、CO2ではなく平均で67%と非常に高い濃度の水蒸気、という名をもつ温室効果ガスの一つであった。蒸気は周囲の熱を奪って運び上げるという能力をもっていることから、熱を大気圏へと伝えている最大量の温室効果ガスとなっている。CO2が気候変動の原因物質だと決めつけている国連は、冤罪を誘導して真因を隠すという最悪の結果を導いた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024/02/08 08:25:02 AM
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