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金曜日、カテドラル教会(東京カテドラル聖マリア大聖堂)に行ってきました。
ヴォーカル・アンサンブル カペラ 2024定期公演 「マショーのノートル・ダム・ミサ~グレゴリオ聖歌とポリフォニーによる典礼形式の演奏会」を聴くためです。 曲のことやギョーム・ド・マショーに関しては、花井哲郎氏による解説が参考になります。 ギョーム・ド・マショーは今から650年前に活躍した作曲家です。 バッハが300年程前に音楽活動をしていた...と言えば、どれだけ古い作曲家であるかわかると思います。 このルネサンス時代の音楽は、ほぼ宗教音楽です。 勿論、当時のポップスみたいなものもリュートなどの楽器を抱えたシンガーソングライターが居て街で歌っていたかもしれませんが、本人らは特に楽譜や歌詞を殆ど残すことなく時代から去っています。 幸いにも教会の音楽は写本として各地に残っているようで、それを元に古楽コーラスグループが現在演奏活動をしています。 マショーの作品はその大変古い時代にもかかわらず、以外と複雑に歌を絡めた和声を確立しています。 特に最後の曲は1つの曲に3つの違う歌詞を歌って自然に混ぜ合わせるような技法です。 マショーにとって自分の作曲哲学の集大成みたいなものだったのかもしれませんね。 大きな教会は聖歌が天井や壁を反射して響くので、それは美しく、当時の人達はこれで「ああ、今、私はあなたを信じます!」みたいな感じになってしまったのでしょうか。 そういう音響効果はあったと思います。 私は特に神様だとかイエス様やマリア様に対して宗教的な信じる心は無い無神論者ですが、この時代に生きていたら「ああ、神様!!」ってなっていたかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 9, 2024 09:50:34 AM
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