カテゴリ:動物愛誤
ちっちぃ~の火葬のとき、いつも使っていたタオルで体を包んで花束を添えるだけで送ってしまった。 ちっちぃ~が亡くなったことが受入れられなくて、認められなくて、 「このお洋服は、ちっちぃ~が着るから」 「このおもちゃは、ちっちぃ~が大好きなおもちゃでまた遊ぶから」 首輪やリードも、これからも一緒にお散歩に行くからと思って、何も持たせなかった。 火葬のとき、お洋服を沢山持っているのに、何も着せなかったことを凄く後悔している。 あの野犬の牙は先端が欠けていた。 もう思い出したくないし、今はあまり覚えていないけれど、少なくとも上の2本とも欠けていたと思う。 今だから分かることだけれど、野生動物だから食うか食われるか、殺るか殺られるかの世界。 それで犬歯が欠けていったのだと思う。 野生界で何年も生きてきたのだから・・・ 歯が欠けている分、ちっちぃ~の傷は更に残酷でした。 さすが野生動物というか・・・喉元は一撃だったと思います。 欠けた歯で噛み付いた大きな歯形が残酷すぎました。 ちっちぃ~が亡くなって何時間も経っているのに、出血が止まらないほどで・・・ 殺戮に慣れているというかなんというか・・・ 明け方まで何度も何度もタオルを変えてあげました。 4月に両足を手術してから、回復でも何でもゆっくりだったあの子の膝の毛は まだ全然生え揃っていなくて・・・ 両手は無傷だったのに、私達みんなで大事に大事にしてきた両足は 毛が薄い分その傷は見れたものではありませんでした。 母親は、その膝の傷を少し見ただけで「許せない」と泣いていました。 荼毘にふして、しばらく日が経ってから、 ちっちぃ~にお洋服を着せて体の傷を隠してあげればよかったと、すごく後悔しました。 1枚1枚ちっちぃ~の服を抱きしめながら泣いていたら、 まだ一度も着ていないお洋服が沢山あったことに後で気付きました。 レースの付いたちっちぃ~が似合いそうな可愛いピンクのワンピースを 最後に着せて送り出してあげればよかったと後悔しています。 そうすれば、あの残酷な傷が隠してあげられたと後悔しています。 もう一つ後悔。 6月末から2ヶ月間、仕事が非常に忙しかった私。 時には3週間全く休み無しの時期もありました。 その当時、預かりを含め中型が4頭居た我が家は、朝5時半に起きて2回に分けての散歩。 その後2人とも仕事へ行き、仕事から帰宅したら再び2頭ずつ2回に分けて夕方の散歩。 ワンコさんたちの食事を済ませ、夜寝る前の散歩。 それを夫婦手分けして行っていたのですが、疲労が限界に来ていて 7月下旬頃からは自宅で食事を作る気力すらなくなり 回転寿司とかラーメン屋さんとか、すぐに食べてすぐに帰れるところへ毎日外食になっていました。 それほどハードな日常の中、お休みの日に洗濯機を何回も回して洗濯をしていたとき 「やっと、終わった~」と思った矢先に、ちっちぃ~が寝室のベッドにおしっこをしてしまいました。 疲労困憊だった私は思わず「なんで仕事増やすん!」とちっちぃ~に怒ってしまいました。 寂しいのに留守番を頑張っていてくれた子に怒ってしまったことに 今でもすごくすごく後悔しています。 そして、お利巧なちっちぃ~が、おしっこを失敗するのにも理由があったんだよね。。。 どんなにハードでも、外食せずに少しでも長く家に居てあげればよかったと思う。 ちっちぃ~の1年半弱の犬生の中の最後の2ヶ月、 仕事が忙しすぎてあまり一緒に居てあげることができなかったことが辛い。 そして最後の2ヶ月、あんな怖いモノと一緒に狭い家の同じ屋根の下で一緒に過ごさせてしまった。 コニャンコのことも、最後まで苦手やったもんね。 ちっちぃ~の幸せを、ぶち壊してしまった。 たくさんの後悔があって、色んなこと、悔やんでも悔やんでも悔やみきれません。 減らなくなったペットシーツも・・・ 空っぽのスリングも・・・ 残された沢山のお洋服も・・・ 残された食器も・・・ 残されたテーブルも・・・ 聴こえないお喋りな甲高い声も・・・ 見つめてくれない円らな瞳も・・・ もう2度と抱くことは出来ない真っ白のフワフワも・・・ 生き地獄です。 ![]() 亡くなったちっちぃ~を、ずっと守り続けていたおっちぃ~です。 ゆきママは、この部屋に誰も入らないようにと、部屋の入り口でずっと守っていました。 ゆきとおーちゃんは元気にしていますが・・・寂しそうにも見えます。特におーちゃんが・・・ ごめんね、ちっちぃ~、おっちぃ~、ゆき・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.09.06 01:51:25
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