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役者の原田芳雄が亡くなった。
個人的に昔から好きな俳優だった。個性的でいて一見、無頼派に見える風貌の裏で その実は優しく、若い役者仲間の面倒見もよかったらしい。 新聞を見てもそう書いてあったが、彼の住んでいたところは 今の自分と犬の散歩道の途中にあるらしい。 今夜、行きつけの赤ちょうちんの女将に教えられて知った。 自分の邦画は黒沢で終わっているが、彼が黒沢の作品に 出なかった(呼ばれなかったことは)意味があるのだろう・・・ 黒沢の好きな俳優とはひどくヨーロッパ的な俳優か あまりにも日本的な俳優のコントラストでしかない。 「生きる」は日本的な背景を描写しつつ、お茶漬けではない、バターのような 意志の粘りが感じられる。 だからか,黒沢の外国の評判は良い。 名優としては歴史に刻まれないかもしれないが、ある時代のにおいと 人の記憶に残る稀有な俳優であることは間違いない・・・ 本日は授業も快調。最近はS君と格闘・・・ 少しでも彼が気づいて、くれればと思いながら・・・ 「これでも真顔です」というSの本当の真顔が見てみたい・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.07.21 20:38:47
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