|
カテゴリ:カテゴリ未分類
夏期講習中に高1のMが塾を訪れた。 聞けば280人近くの1年生の中で上位10%に入っているとのこと。 これには本当に驚いた。塾では下位の方にいたMが・・・だ 顔つきも少しふっくらしたあの頃の少年から、ひきしまった青年 の顔つきに変わっていた。 「塾でだいぶ基礎を教えられたので、今やっていることはそれほど難しくはありません」 というMの顔は、自信のない去年の夏ごろの顔とはその輝きが違う。 数日前、数学の天才、S先生がw大本庄の数学の問題を見ながら 考え込んでいた。与えられた時間で素から、考え、答えを出すのは 無理である。 答えを導き出すのではなく、過去問をたくさん解くことにより、 初めから出題者の意図を考え、すでに答えありきで解く方法は これから高校、大学と勉強していく中で、果たして何の役に立つのかは疑問である。 この塾ではそのような塾生はなるべくなら作りたくはない・・・ (もちろんプロとして要望があればそれに徹するが・・・) できないのではなく、やりたくない。 おそらくこの塾の講師たちは僭越であるが他の塾の講師よりも学歴的にも 経験的にも、彼らを凌駕していると塾長としては自負するが、 それを許せばこの塾の存在理由などなくなってしまう・・・ 閉じた指導とは目先の結果を追うことにとらわれがちだが 塾として何を生徒に教えたのかではなく、何を生徒に考えさせたのかは 塾講師の冥利に尽きるのではないか・・・と思う さて、Mだけでなく、今年も春に卒塾した生徒たちの成績はいいようだ。 塾への考え方はいろいろあるだろうが、31年目を迎えた自分の これが偽らざる心情であり、早稲田学園の塾としての方向性である。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.08.20 02:11:37
コメント(0) | コメントを書く |