バスケ東京五輪出場決まる
東京オリンピックのバスケットボール男子で、日本が44年ぶりにオリンピックに出場することが決まった。FIBAが日本に開催国枠を認めることを決めたためで、バスケットボール男子に日本が出場するのは1976年のモントリオールオリンピック以来44年ぶり。更にFIBAは、バスケットボール女子も日本に開催国の枠を認めることを決めた。2大会連続の出場となる。東京オリンピックのバスケットボールには、男女とも12チームが出場する。出場チームはオリンピックの前に行われるワールドカップでの成績や、出場権を得られていないチームによる最終予選を経て決まるが、開催国の枠も設けられてきた。ただ男子の日本代表は、国際大会での実績に乏しいことから、当初開催国枠を保障されず、FIBAから、オリンピックで世界の強豪と戦える実力を示すために、32チームが出場することしのワールドカップでベスト16に相当する結果を残すよう伝えられていた。ところが日本は、おととし始まったワールドカップのアジア予選でいきなり4連敗を喫し、ワールドカップで結果を残すどころか、出場すら危ぶまれる状況に陥っていた。この危機を救ったのは新戦力の存在だった。国内リーグ、Bリーグ最強の外国人選手と評されたニック ファジーカス選手が去年4月に日本国籍を取得してチームに加わり、さらにアメリカで活躍する八村塁選手と渡邊雄太選手という日本トップの実力を持つ若手2人が代表に合流した。当時世界ランキング48位の日本の戦力は大幅に上がり、世界10位のオーストラリアや25位のイランにも勝って、4連敗のあと、8連勝の快進撃でワールドカップ出場を決めた。代表チームの強化が進み、国内リーグ、Bリーグも盛り上がるなど日本のバスケットボールの現状が評価され、FIBAは、ことし8月から始まるワールドカップでの結果を待たず、今月の理事会で、日本の開催国枠について話し合うことにして、出場が決まった。あっぱれ!あっぱれ!!