門外漢のねごとたわごとひとりごと

時はたって、嵐山コースが日常的になってきた頃、徐々にプールの方が遠のきはじめていた。走ることの方が面白くなってきていたのです。

ジョギングをする人には、毎回いろいろとコースを変えて走ろうとする人と、私のように同じコースでないと嫌な人がいるようです。

同じコースを定着させて走ると、自分のそのときの体調がある程度判断できるのです。
いつもならこのあたりでバテることは無いのに…、そうか”今週は飲み会が続いたからなー"とか思い当たることがあったりするのです。来週は無茶をしないように！　とか。

走っているコースはいつも同じで、桂川沿いにある”自転車歩行者専用道”。基本的には自動車の通らない、ランナーにとってはうってつけの道なのです。
そんなある時、あと1キロくらいで嵐山片道終着というあたりで、彼方からこちらへ小柄なランナーが走ってくる。
どうも女性のようだが速い！　いやとてつもなく速いわけではない。
速いというより軽いといった方が的確だと思う。弾むように駆けてくる。

すれ違うまでまったく気が付きませんでしたが、なんとあの”当時はグローバリー所属の野口みずき”さんではありませんか。（ちょうどこの上の写真のあたりで）

現在、世界中でおそらく一番強い女性 マラソンランナーの彼女と同じ道を走っていたなんて、なんだかすごい！

以後も時々見かけることになるのですが、近年は海外で高地トレーニングなどされているようですので、出会うことはなくなりました。

北京で彼女の激走がまた見られそうです。
同じコースを走ったランナーとして心から応援しています。


このコース、過去に有名選手が何人も走っているようですよ。
野口さんとすれ違うもっと以前には、当時ワコールの選手だったと思いますが、真木和さんも２度ほど見かけたことがありました。
彼女はすごく速かったと思っています。自転車で伴走していたコーチの漕いでいたペダルが相当だったことを覚えています。