カテゴリ:絵画関連
東日本大震災とその後の原発事故などの影響で、開催が非常に危ぶまれていた展覧会ですが、開催されることになって大変喜んでおります。
『フェルメールからのラブレター~17世紀オランダ絵画から読み解く人々のメッセージ~』展 初日に当たる昨日25日土曜日に行ってきた、京都市立美術館。 混み具合を実は心配してはいたのだが、私が経験則で言うところのジンクス “開催初日は比較的空いている” が幸いにも今回も例外ではなかったという事で、絶好な絵画鑑賞環境で豊かな時間が過ごせました。 今回この展覧会の開催期間は結構長く、10月の下旬まで3ヶ月半以上もの間ここ京都で開催されるので、何回か観ることになるだろうと思う。 目玉になっている『手紙を読む青衣の女』は、修復が施されていたそうで、修復後初めての公開だとの事ですから、いままで印刷物で観てきたのとの違いがどうなのか期待していたのです。 おそらく黄ばんでしまったワニスを洗浄したのと、後に加筆されていた部分を取り除いたそうなのですが、想像していたよりも絵全体がとても明るいのです。 それこそ黄色い膜がめくり取られたような、霞がかかっていたのがにわかに晴れたといったような明快な印象を受けました。 残り2枚のフェルメール作品『手紙を書く女』と『手紙を書く女と召使い』は過去に見たことがある絵ですが、これらもすばらしく美しい絵でありました。 どれも小さな作品なのですけれど、密度の濃さというか光の粒と空気感が言葉にできないくらい素晴らしい。 この展覧会はあと何回行くことになるのだろうか? 会場の京都市立美術館の正面前には、特設チケット売り場が設えられ、この梅雨時から夏場にかけての展覧会ですので、鑑賞客が列を作ったときのことを考慮してテントが何張りも用意されておりました。 こと初日の昨日に限っては、そのテントが利用されることは無かったようですけれど…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.06.27 12:41:51
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