カテゴリ:社会観察関連
毎日のように『桂離宮』の前を通っている。朝のランニングのコースですから…。
いつも思うことですが、周りの車などによる喧騒とは全くかけ離れて、この離宮の佇まいは静かに落ち着いて静謐で、季節の移ろい以外は全く変わりない穏やかです。 ところが数日前からある変化が起こっている。 それはこの桂離宮の東側を取り巻いている塀に変化があるのです。 といってもこれは塀とは呼ばない。『桂垣』というのですが、これをどうも改修しようとしているようです。 でもこの『桂垣』というものには2種類あって、横に使った竹穂を、縦に扱った割竹で間隔をおいて押さえる竹塀式のもの(写真上)と、生きた竹を折り曲げてそのまま垣とするもの(写真下)とがあるのです。今回はその生垣の方をリニュアルしようとしているのです。 連日、園芸造園店の職人さんが朝から来て、その250メートルほどある生垣をすべて取り払ってしまって、ちょっと無粋とも思える白いペンキのトタン張りの仮塀になってしまっている。 もちろん元の生垣桂垣になるはずですが、垣そのものが生きた竹(あるいは笹)ですので、どのように復元させようと思っているのか、どのように生きた竹を組み上げるのか? すごく興味がある。 完成まではかなりの時間がかかると思いますが、新しくなった『桂垣』を楽しみにしておきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.02.23 00:42:56
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