カテゴリ:絵画関連
『公国』とも『侯国』とも表記されることがある。
きわめて小さな国であるリヒテンシュタイン侯国。 オーストリアとスイスの間にあって、国土の広さは約160平方キロメートルで人口は35000人ほどの、建国して200年ちょっとの国である。 この国の国家元首であるリヒテンシュタイン侯爵家は、優れた美術品収集こそが一族の栄誉との家訓のもと、500年以上にわたってヨーロッパ美術の名品を収集してきて、その数は3万点に及び、今日現在も継続されているという。 個人コレクションとしては英国王室に次ぐ世界最大級のものとされている。 その侯爵家のコレクションが昨日から京都市美術館で公開されています。『華麗なる侯爵家の秘宝リヒテンシュタイン』 このコレクションは、ルーベンスの作品を36点も所蔵していて、バロック絵画が充実していることでもとみに有名です。 しかしながらこのコレクション、これまでも世界的に見てもリヒテンシュタイン国外で大規模に展示を行われたことは極めて少なく、今回の日本での公開は稀有な例といえるのです。 ラファエロからルーベンス、レンブラントまで、西洋絵画の歴史を幅広く網羅し、錚々たる作家の作品が多数展示されていて、質的にはかなりハイレベルな展覧会になっている。ただし如何せん、私の好みからはちょっと外れているのです。 いささか油っぽく過ぎるというか、もう少し淡白なさらりとした絵の方が好みなのですけれどね。 どうしても絵を観るときの私の評価基準は、その作品を手元に置きたいかどうかというのが大きく影響するのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.03.22 00:27:20
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