カテゴリ:社会観察関連
旅行とは関係なく、英国関連の話題を一つ。
イギリスは、イングランドとスコットランドとウェールズと北アイルランドの4つの非独立国の連合体で成り立っている。もちろんそれぞれに独自の国旗を持っている。 現在の英国国旗『ユニオン・ジャック』のデザインは、ウェールズの国旗を除いた3つの旗を組み合わせてできているのです。つまりセント・ジョージ・クロスとセント・アンドリュー・クロスとセント・パトリック・クロスが組み合わさっているのです。イングランドの国旗は白地に赤い十字、これがセント・ジョージ・クロスと呼ばれるもので、スコットランド国旗は青地に対角線上に白い斜め十字のセント・アンドリュー・クロスです。そしてセント・パトリック・クロスというのは、白地に対角線上に赤十字の意匠です。 まず最初はイングランドとスコットランドの同君連合時代に組み合わされて作られた。 のちにアイルランド王国との合同でグレートブリテン及びアイルランド連合王国が成立した際、アイルランドの国旗と称してアイルランドの有力諸侯だったキルデア伯フィッツジェラルド家の旗セント・パトリック・クロスが、追加で組み合わされて現在の『ユニオン・ジャック』になった。とありました。 セント・アンドリュー・クロス旗の青地は、スコットランド国旗ではブルーだが、ユニオンフラッグではダークブルーになる。またセント・アンドリュー・クロスとセント・パトリック・クロスが重なり合ってしまわないように、ユニオンフラッグではセント・パトリック・クロスの斜線が反時計回りに若干ずらしてある(カウンターチェンジ)。このためイギリスの国旗は上下左右で非対称となり、表裏の区別がある。 ところで昨年9月、スコットランドのイギリスからの独立の是非を問う住民投票で、独立することが決まっていたらイギリスの国旗(ユニオンジャック)は、どんなデザインになったのか? とても興味があって注目していた。 調べてみるとやっぱり、というか当然のことながらそのことは考えられていたようである。 スコットランド独立後、英国の新国旗案の一つの例として、こんなのが出てきた。なるほど、ユニオンジャックからセントアンドリュースクロスを除いて、ウェールズ国旗のグリーンをプラスするとこんな感じになるんだぁ。 しかしユニオンジャックに比べて、デザインセンスが格段に落ちるような気がするのは私だけか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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