カテゴリ:言葉(言語)・文字関連
『綺羅星の如く』とか『間髪を入れず』とかっていう言葉は、日常的の案外使っているものです。
さてこの『綺羅星の如く』をどのように読むか? 『綺羅星、の如く』と読むか『綺羅、星の如く』と読むかの違いです。わたしは過去に前者の読み方でやってきました。しかしそれはどうも違っていたようで後者の方が正しいようです。 この言葉の意味は、<<りっぱな人、美しい人などが、ずらりと連なり並ぶさまのたとえ>>そしてその語源は、<<「綺羅(あやぎぬとうすぎぬ。転じて美しい衣装。また、あでやかで美しいこと)、星の如し」から>> とある。 もうひとつの『間髪を入れず』の方ですが、『間髪、を入れず』と読むか『間、髪を入れず』と読むか? いかがでしょう。これも正しくは後者の方ですから、やはり私は間違えて覚えていたということ。
この言葉の意味は、<<間に髪の毛一本を入れるすきまもない。事が非常に切迫していて少しもゆとりのないことにいう。転じて、”即座に” とか ”咄嗟に” の意。『間に髪を容れず』とも表す>> ということです。 また読み方で紛らわしいこんな言葉もある。『一敗地に塗れる』と『一頭地を抜く』ですが、この言葉の読みは、『一敗地、に塗れる』と『一頭地、を抜く』と読んでしまいます。 正しくは、『一敗、地に塗れる』で『一頭地、を抜く』はそのままで正しいということです。 『一敗地に塗れる』の意味は、<< ”一敗” は、一度の勝負で完全に敗北することを表し、”地に塗れる” は、戦死した者の内臓が地面に散らばって泥にまみれるという意味>> で、 区切りは『一敗、地に塗れる』。 『一敗地に塗る(まみる)』とも。 『一頭地を抜く』の意味は、<<他の人より頭ひとつ分だけ抜きん出ていることから、 ”一頭” は、頭ひとつ分の高さのこと。 ”地” は、漢文で語尾に添えて語調を整える助辞なので実質的な意味はなく ”一頭地” も ”一頭” と同じ意味>> とありました。 あまり使わない言葉もありますが、仮に使うことがある時は正しく使いたいものですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.02.16 01:00:07
コメント(0) | コメントを書く
[言葉(言語)・文字関連] カテゴリの最新記事
|
|