大相撲3月場所もすでに後半戦に入っている。今場所も3日目からは横綱不在の場所となり、横綱がいないのが当たり前のようになってきている。それほど両横綱の休場が多いのです、いや多過ぎるのです。
横綱不在でも、それはそれで優勝争いが混戦模様になってきて、結構面白いものです。
そんな相撲を観ていて、むかしには時々あったけれど近年はほとんど見かけなくなった現象がある。
例えば、勝負がきわどく ”物言い” がついて、審判協議の結果 ”取り直し” というのは今でもよく発生するけれど、”水入り” というのは近年見たことがない。
因みに ”水入り” というのは、四つ相撲の時に発生する現象で、対戦力士が組み合ったまま動きを止めてしまって、行司が動きを促しても進展しない状況になった時に、一旦勝負を中断させることです。
さらにはこの ”水入り” が、ごく稀には2回も続くことがあって、そんな場合には ”二番後撮り直し” ということもありました。つまりこの両対戦力士には、身体を休める時間を取るために、次の取り組み二番分を挟んだ後に再度立ち合いから対戦するということです。
たまにはそのような ”熱戦” を見てみたいものである。