カテゴリ:言葉(言語)・文字関連
新型コロナウイルス感染症が蔓延しだしてから、使われ出した新しい言葉がいくつもある。
![]() これらの中で『発出』だけはすでに存在していた言葉ですが、一般的には日常で遣うことはまったくなかったと言っていい。 残りの『三密』と『まん防』と『人流』と『黙食』などは、コロナ禍以後に創られた ”新造語” というべきものでしょう。 これらのどの言葉もその意味は分かるのですが、「なんだかな~」という感じの違和感が残るのです。少なくとも私は使うことがない言葉です。 因みに、ここでは『三密』も新造語といたしましたが実はこの言葉、密教の宗教用語で古くからあった言葉です。真言宗でいうところの三密は、身密(しんみつ)、口密(くみつ)、意密(いみつ)を指すという。 「密」とは、弘法大師(空海)が唐から伝えた密教の密のこと。 仏と一体になる修行の意。つまり身体や行動(身)を整え、言葉や発言(口)を正しくすれば、自ずと心や考え(意)も整う。 修行を重ね『三密』を研ぎ澄ませば、現世であっても仏様のように心穏やかに過ごせるという、”真言密教の大切な教え” なんだということです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.07.02 13:12:12
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