いなももの日記＊ももログ

なんか・・・日本中がおかしい。

今朝のＹａｈｏｏのトップページみてひっくり返った。
「名将に拍手」って記事。岡田監督が名将だというなら、それはそれでいいんだけど。
ただ・・・なんじゃいな、マスコミのこの手のひら返しは？
会社では「日本代表どうしたの？調子悪かったのか？」って聞かれた。
・・・へ？？？あれが精いっぱいなのでは？？？？
みんなの中で、日本代表はものすごく強いものになっているみたい・・・・・。
他にも今日はびっくりするようなことをたくさん言われた～～～。
大会前はあんなに「ダメだ」っていってたのに、この４試合で「日本は強い！」に
みんなの記憶がすり替わってるみたい・・・。それもまたいいんだけど・・・・
だったらちょっと負けがこんだくらいで「なんだよ」って思ったら、選手がかわいそう。
（他でもなく、マスコミがそれを助長しているんだけど・・・）

英メディアの評価が気になって、あちこちうろうろしていたら
インディペンデントに
Blue Samurai show England how to play with pride in the shirt
という記事が出てた。なんとなく内容がわかりそうな記事だなと思ったけれど
実際はそこまで踏み込んだ記事ではなく（心でプレーしたことについて、かなり
誉めたたえられてる記事なのかと思ったんだけどそこまでじゃない）、ただ、日本の活躍は
目覚ましいものではあり、ワールドサッカーのエリートのはしくれに位置しているのだけど、
ブラジルとは歴史的に、そして技術面でまだ大きな隔たりがあることや、
日本よりパラグアイのほうがよりよいチーム（う～ん・・・日本語にするとちょっと違うね、
ニュアンスが。うまい言葉がみつからない）であることがはっきりと書かれた上で、
心の部分を褒められた・・・というような感じだった。
確かに、彼らの心の強さには度肝を抜かれたし、本田くんのＰＫのときにひざまずいた
後姿には胸を締め付けられた。やはり、こういった部分が日本人の強さだなという気がした。
でも、冷静になって、それ以前の部分もしっかり受け止めなきゃ。
（はっきりと「素晴らしい試合ではなかったけれど」と書いてある。まさにそれが第三者の評価）
テレビなんかもそうだけれど、まるで素晴らしい試合だったかのように、そこだけ抜き出して
大騒ぎしている気がする（確かに精神面でとても素晴らしい試合だったとは思うけど）。

そんな、心の部分で素晴らしい試合だったのが、日本国民だけでなく、中国人の心も
動かしたというのはすごいことだと思う。まさか中国でそんな風に感じてくれるとは・・・。
それにしても、中国と韓国で、ここまで捉え方が違うっていうのも・・・（苦笑）。

前置きが長くなりましたが、ここからは試合の感想。
前半は「なんとか無失点で終えられた」と言う感じでミスが多かった。とにかくボールを
奪ってからチャンスの場面でボール運びが遅すぎる。
後半も同じようにピンチをかろうじて切り抜ける場面が多かった。あとヤットのミスが多かった
と思うけど（誰もそんなこと言ってないのよね。私のヤットに対する目が厳しいかな？）。
選手だけじゃなくて主審もだいぶ邪魔な位置にいたのが迷惑。
それにしてもずっと気になっていたけれど、
某選手が役目を忘れて攻撃に参戦することが極端に減った、今大会に入って。
・・・イナがいるときはあんなに前のめりだったくせに・・・（苦笑）。
でも今大会、守備面で活躍してくれているので文句は言えない（今日も攻撃はさっぱりでしたが）。
憲剛ＩＮ。イナよりプレー時間が多い。しかも阿部と交代・・・・・なんかすごくショック。
でも、状況的に次に進めれば確実にイナもプレーできると思うので、この辺から本腰入れて
日本代表を熱烈応援（おいおい）。

ＰＫはヤットが一番手。入るとは思ったけれど、大きな大会だとはずす傾向にあるので（汗）
ちょっとドキドキ。ただ、私だけじゃなく、きっと多くの人がそうだったと思うけれど
駒野が出てきたときには相当嫌な予感。過去に決めたことがあるとかそういうことは関係なく、
なぜ３番手なのかよくわからないのと、決める姿がまるで思い描けなかった。
ただ、彼の失敗と試合の結果は関係ないと思う。９０分で決めればよかっただけのことだし。

振り返れば、ＭＦで一番プレー時間の短い選手になってしまいました、イナ・・・。
イナをプレーさせるために、久しぶりにどうしても勝ってほしいと思う試合でした。
俊輔が２６分しかプレーできなかったってどこかの記事でみたけど・・・いいじゃん、２６分も
プレーできたんなら・・・・・・・。悔しいです悔しいです悔しいです・・・。

それにしてもＴＢＳは土井さんの実況が苦痛でした・・・。

そして、ヒデがしゃべってるのをみて思った。ハケるの早いな～～～～スタジアム（笑）


はぁぁ。なんともいえない。いまは。非国民でいい、私。
いい試合だった～～～なんて思えない。
言うならば「心は揺らせたけど、ゴールは揺らせなかった試合」であり、
「サムライ魂に涙したけれど、これがＷ杯決勝Ｔと思ったら内容には涙すら出ない」
といったところ。

多くの日本国民と一緒にもりあがるより
Sven-Goran Eriksson denies Fulham talks story
↑こっちのほうが気になる（否定してるらしいが・・・エリクソン、仕事は選べよ！笑）