000000 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

inatoraの投資日記

inatoraの投資日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

inatora2

inatora2

フリーページ

2005年11月20日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
マーケット様の活況にはご縁がなく、沈みがちなパフォーマンスで推移しそうな今月です。日記が遅れ気味なことが反省です。

さて、今回は「会計主体論」について書いてみたいと思います。

***********************

<会計主体論>

「会計主体論」とは、企業とその利害関係者との係わり合いをどのように位置づけるかを考えるものです。

これには、「資本主理論」と「企業主体理論」という2つがあります。

(1)資本主理論
*会計の主体を資本主とみなし、会計を資本主の立場から考える
*資産は資本主の所有財産であり、負債は資本主の負担義務である。そして資産と負債の差額が資本主に帰属する持分である。すなわち、

(資本等式):資産-負債=資本

(2)企業主体理論
*会計の主体を企業それ自体とみなし、会計を企業それ自体の立場から考えるもの
*資産は企業の財産であり、負債と資本は企業活動に運用される資本の調達源泉である。すなわち、

(貸借対照表等式):資産=負債+資本


そして、資本主義の歴史的過程から、会計主体論は資本主理論から企業主体理論に発展してきたということになります。

これは、近代資本主義においては、所有と経営の分離、利害関係者の多様化、企業の社会的責任の重大性、などの背景から、資本主理論よりも企業主体理論のほうが適合しているという理由からです。

***********************

要するに、貸借対照表をどのような観点で見ているのかということに関する学者様の哲学です。

私なんぞも含めて、多くの投資家からしてみれば、

「資産-負債=資本」でも「資産=負債+資本」でもどっちでもいいじゃん

と思うのですが、会計の学者様から言わせればそこは明確に区別すべきであるという話になっています。

したがって、投資で利益が上がることとは全く無関係なものですが、お手持ちの決算書関連の入門書について「どちらの視点で書いているのか?」見てみるのは知的興味としては面白いかもしれません。

「資産-負債=資本」(資本主理論)の立場で書かれている本もあれば、「資産=負債+資本」(企業主体理論)の立場で書かれている本もあると思います。恐らく、決算書の入門書を書いている著者の方々もこのあたりはあまり意識していないのではないのかもしれません。

やはり、本格的に会計の勉強をする以上は、学者様が書いた本でこのあたりのことを詳しく書いているものを一冊くらいは購入すべきなのかもしれません。

しかしながら、あまりにも学者様のような感覚で考えることに慣れてしまってしまい、本来の趣旨である「投資で利益を上げる」ということを忘れないようにしなければならないのは言うまでもありません。

「会計学者で個人的投資にも強い人が知り合いにいれば」と思う今日この頃です。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2005年11月26日 02時42分48秒
コメント(0) | コメントを書く


キーワードサーチ

▼キーワード検索

お気に入りブログ

ドーン(2303)---主柱… New! 征野三朗さん

伸ちゃんの投資日記 伸ちゃん4723さん
ビバどっさりw R-331Gさん
映画を見ながら昼夜… アルコール先生さん
元IT系リーマソのバ… ほっしー425さん
投資の余白に。。。 ペスカトーレ7さん
宮木京子の さらさ… 宮木 京子さん
不労所得ライフ tagayuさん
床屋の株 ひげ123さん

コメント新着

人間辛抱@ Re:最後の日記(05/31) どうもお久しぶりです。 新型コロナウイル…
Prankster@ 気が向いたら また書いてください。RSSして待ってますき…
MEANING@ Re:まぁ、(05/31) そろそろ潮時じゃないでしょうか。 初心…
MEANING@ まぁ、 そのうち、初心に戻ってこのサイトに戻っ…
-こたはる-@ 新事業がんばって下さい!  最期の日記ということで、毎日このブロ…
宮木 京子@ Re:最後の日記(05/31) 少し前から、メールマガジンを購読したり…
ぴよママ55@ Re:最後の日記(05/31) 最近リンクさせていただいたばかりだった…
keepvalue@ お疲れ様でした。 稲虎さんのブログには本当に感心させられ…
inatora2@ コメントありがとうございます まちけん.Jrさん ありがとうございます…
Mr.Ryu@ こういった考え方は 商人的な意識を持つと理解しやすいですね…

© Rakuten Group, Inc.
X