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無駄の責任は自民だ!
公約は定数削減、広~い新議員会館ムダに? (読売新聞)
参院選で、各党がこぞって国会議員定数の削減を公約に掲げる中、現在の定数に合わせて新築された東京・永田町の議員会館の引き渡しが、今月末に行われる。 国会議員の事務所が入る地上12階建ての新会館は、各議員が使用する個室の広さが約2・5倍にグレードアップ。衆参で計722人分の個室が用意されるが、各党からは「120人減」「半減」などの声も出ている。せっかく完成した立派な新会館、「ムダ」にならない--? 新議員会館は、2004年に衆参両院が整備方針を公表し、それぞれ建設が進められてきた。現在と同じ衆院2棟、参院1棟だが、高さは地上7階から地上12階に。議員の個室スペースもこれまでの議員室、秘書室の間取りで計40平方メートルから、新たに応接室も加え計約100平方メートルとなる。 建設費と維持費などを含めた事業費は、衆院が約1170億円、参院が約610億円。現在の国会議員の定数に合わせて衆院480室、参院242室の個室が設けられるが、気になるのが、各党が今回の参院選で掲げる「国会議員定数の削減」という公約だ。 民主党は、衆院比例で80人、参院で40人程度の定数減を参院選公約に明記した。菅首相も、記者会見などでこの削減目標に触れている。自民党も公約で、衆参合わせて3年後に72人減、6年後には222人減らすと宣言。国民新党、新党改革は「半減」を掲げた。 民主党の公約通りだと、新会館は1割以上、自民党の主張では3年後に約1割の部屋が空くが、議員個室は内部を壁で区切っているため、用途を変更するには改修工事が必要。建設工事を所管する国土交通省では「定数削減を念頭に建て替えを進めてきたわけではないので......」と戸惑い気味だ。 比例選に出馬した民主党の現職候補(46)は「削減は絶対必要。空いた部屋は、政策や立法の機能を高めるために増やすスタッフの部屋として使えば、国民の理解も得られる」とした。一方、「長期的視野が欠けていたかもしれない」と漏らすのは自民党の現職候補(63)。「定数削減が実現したら、議員会館をどう使うのか、国民にしっかり説明していく必要がある」と語った。 ◆国会議員定数=公職選挙法で定められており、現在は衆院480人(小選挙区300人・比例180人)、参院242人(選挙区146人・比例96人)。2000年の法改正で、衆院20、参院10の議席の削減がそれぞれ決まり、現在の形になった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.06.27 10:50:17
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