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カテゴリ:パソコンTips
アドインなんて言葉,昔は無かったが,要はアプリケーション用のライブラリのことだろう.
で,エクセルのアドインの作り方と使い方が今日分かったのでメモ. エクセルはマクロを使えば簡単に自作の関数を組込むことができるので大変便利だ(もちろん,セル内で一行の数式として定義できないような関数の場合の話).僕もちょこちょこと作ってきたマクロが結構あるが,これまではワークシートと一緒に保存していたため,時間が経ってしまうとどのワークシートにどんなマクロを保存したのか訳が分からない状態になってしまい,大いに困っていた.昔作ったマクロを探すより改めて作った方が速い,なんて非効率的なことも良くある. あと,マクロを含んだブックを幾つかコピーして使っている時に,何らかの都合でマクロを書き換えると,他のブックとはバージョンの異なるマクロができてしまう.全てのブックについて同じ変更を加えない限りバージョンが一致しない.忙しいときは当然のようにシンクロさせるのを忘れてしまうから,あとになって見返すと,最新バージョンがどこにあるか訳分からんというトホホ状態になり,これも困りものだった. 基本的には,関数 abc() を定義したマクロが macro.xls 内に書かれていれば,そのブックを編集中のブック book.xls と一緒に開いた上で,book.xls のセルに =book.xls!abc() と書くことで関数が引用できる.しかしこの方法だと book.xls と一緒に macro.xls も開かなければならないのでちょっと格好悪い.で,「どうすりゃ作ったマクロをライブラリ化できるんだろう」と常々思っていた訳だが,その方法が見つかった. 以下,Mac版Microsoft Excel 98 の話(他のバージョン,OSでは操作が若干異なる可能性有り). 1.マクロを含むブックをアドインとして保存する. ・メニューから「ファイル」→「別名で保存...」を選択. ・ファイル名指定画面でプルダウンメニュー「ファイルの種類」を「Microsoft Excel アドイン」にする. ・Windowsでも使えるようにファイル名の拡張子を '.xla' にしておく. ・「保存」ボタンをクリックして保存. 2.作成したアドインを Excel に登録する. ・メニューから「ツール」→「アドイン...」を選択. ・アドイン設定画面で「選択...」ボタンをクリック. ・ファイル名指定画面で今作成したアドインを選択し,「開く」ボタンをクリック. ・この結果,アドイン設定画面に自作のアドインが追加され,先頭のチェックボックスにチェックが入る. これで,Excel の起動時に自作のアドインを読込んでくれるようになる. アドインは Visual Basic Editor で閲覧・編集・更新できる.これで自作マクロの管理も楽々.(これが普通だよなー.今までの使い方がダサすぎる.ホント,無知だと無駄に時間と労力を浪費してしまうなぁ・・・) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
December 18, 2006 02:52:39 PM
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