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カテゴリ:映画
『宇宙戦争』(ドリームワークス映画)117分
原作 :H.G.ウェルズ 監督 :スティーブン・スピルバーグ キャスト:トム・クルーズ/ダコタ・ファニング (あらすじ) ある日突然、宇宙人の地球侵略が始まった。 港湾労働者レイは安全を求め、自分の子供たちを連れて別れた妻の元へ向かう。 圧倒的な科学力を持つ宇宙人に人類はなすすべがあるのか? (感想など) 100年以上前のH.G.ウェルズの小説「宇宙戦争」に代表されるように、映画やテレビや本の中では宇宙人と言えば高度な科学力を持ち地球を侵略する敵と相場は決まっていました。 ところが30年前にスピルバーグが作った『未知との遭遇』には平和的な宇宙人が登場し、それが逆に衝撃的でした。 続く『E.T.』ではついに友達になった宇宙人・・・ しかし、現在の世界情勢の中ではもうそんな平和な夢は見れなくなってしまったのかもしれません。 とうとうスピルバーグの手によって『宇宙戦争』が映画化されました。 宇宙人の兵器・トライポッドが現れるシーンは迫力があって良かったです。 これこそ大スクリーンで見なければなりません。 スピルバーグは戦争そのものではなくて、戦争という極限状態に追い詰められた時の家族愛という極めて個人的な物語をテーマにしています。 狙いは面白いのですが、宇宙戦争をすべてレイの視点で描いているため、どうしてもスケールが小さくなっています。 ラストももっと盛り上げる演出はいくらでもあるでしょうに、非常にあっさり淡々とまるで他人事のように描いていました。 どうせ『宇宙戦争』をやるならもっと派手な映画にして欲しかったです。 ひとつ気になったのは、あるエピソードで「家族を守るためならどんな悪事も許される」というメッセージが目に付いてしまったことです。 最近のハリウッド映画には同じメッセージを発しているものが多いように思います。 かなり嫌な風潮だと思います。 [DVD] 宇宙戦争 スペシャル・コレクターズ・エディション <2枚組> [CD] ジョン・ウィリアムズ映画『宇宙戦争』オリジナル・サウンドトラック [BOOK] 宇宙戦争 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年07月21日 11時12分20秒
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