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テーマ:長期投資でいこう!!(459)
カテゴリ:投資
毎月コツコツ投資2022Aug13 〜今週の取引〜
米国株式をさらに売却しました。10,000円で買ったやつなので+1,117円ですね。11.1%のリターンでした。 〜資産状況〜 2022年8月19日時点(投資開始2020年7月、投資金額26万円)
【嵐の前】 今年は株も国債も社債も全てが大幅に下落する非常に荒れた相場がここまで続いています。こういう時には大きくマイナスにならないことが重要で、みんながいないところへ逃げるというのも作戦の1つです。アジア株はみんながいないところの1つであり去年から持っている香港株、中国株はあまり今年は値下がりしていません。値上がりもしていませんが。米国は人が混雑している領域で多くの人が今年は投資残高を削減したのではないでしょうか。大きく下落した後にちょっとだけ買うと、先週の取引のように短期間でいいリターンが得られることになります。人の行く裏に道ありです。 ではここから先はどうでしょうか。ある程度投資家は残高を削減し、マイナスになった株を売り、まだ利上げが続きそうなので債券も売ってだいぶ軽くなったように見えます。多分2008年以降の環境ではそろそろ投資チャンスかなというタイミングだと思います。しかし、今回はそれが難しいのです。金融危機以降グローバルに大規模な金融緩和をやってきました。それを反転させて引き締めようとしているためです。物価が信じられないくらい上がっているため中央銀行は急いで利上げを進めています。こうした環境は私たちが生まれて以降はあまりみられてこなかった事象であり、もっと前の歴史を調べる必要があります。今米国の10年債券利回りは2.5%程度で推移していますが、3%以上になると予想している人は現在少ないです。実はこの3%という数字が大事で、これまではどんなに上がっても3%が限界だとする見方が大勢でした。しかし物価が8%、9%上がっている世界で果たして10年金利が3%で落ち着くだろうかと考えるのは重要なことだと思います。実は150年の歴史を振り返ってみて10年債が3%を安定的に下回っていた時期は2回しかありません。1つは第2次世界大戦後です。経済の復興を目指して低金利政策がとられました。もう1つが私たちがよく知っているリーマンショック以降の世界です。それ以外の時代は金利は3%以上、高い時は2桁もありました。1987年から2007年までの20年は平均6%で推移していました。この時代を知らない人にとっては驚きかもしれませんが、歴史から見れば今が異常なのは明らかです。 何が言いたいか。金利はまだ上がってしまう可能性があり、上がってしまうと市場が大混乱になる可能性があります。今年はすでに大混乱だったよとここで安心しないでください。もう一回大きな波が来る可能性を頭に置きながら投資をしていきましょう。特にアメリカや欧州の資産は一旦利益確定。アジア、中国、日本などを中心に購入しましょう。 【今年後半の注目】 注目イベント 8月末 ジャクソンホール会議という中央銀行の総裁が今後の見通しを発表する集まりがあります。例年大きな政策変更がある場合はここで発表されることが多く、9月の利上げやその後の政策運営についてヒントが得られると思います。今為替が動いているのはそれに期待する人たちが事前に先回りしているためです。ドル高が進んでいますので思ったほど前のめりの発言が出なければ、ドルは反落となるでしょう。 台湾 ペロシ議長の訪問は少し市場にネガティブとなりましたが大きくは崩れていません。緊張感は想定以上には高まっていないのでとりあえず一安心ですね。8月は中国で次の政策を決める重要な会議を実施中ですのでこの後も中国の動向には要注意です。もちろんコツコツ投資の観点からは淡々と押し目買いですが。 秋頃 米国:中間選挙 トランプ復活か、復活しないとしてもバイデンの人気がガタ落ちなので次誰がやるかというのが大きな焦点になります。政策は株価や債券の動向に影響します。 中国:習近平が3期目を決定する重要な会議があります。株はここに向けて安定して推移す るでしょう。3期目を決めたあとは台湾問題がいよいよ本格化することでしょう。来年は少し中国市場は難しくなるかもしれません。 【今おすすめの投資資産】 日本株、日本のREIT、中国株 日本はいまだに金融緩和をしていますので日本の資産を買いましょう。中国は経済が悪化していることを示す指標が相次いで出てきており、不動産ディベロッパーが潰れるという話も増えてきていて人民の不満が溜まっています。おそらく中央執行部は景気対策を打ち出すはずでありそうすると株式にプラス材料となりそうです。 【今おすすめしない投資資産】 新興国株、新興国債券、新興国通貨、欧州株、米国株、米国債、欧州国債、日本国債 【今年はコツコツ投資相場】 今年は順調に上がっていく資産はないと思います。どこかで変調をきたし、また戻るということが繰り返されるのではないでしょうか。ただ長期的にはまだまだ成長が続くと考えられ ますので、今年の大事なテーマは落ちたら拾う。コツコツ投資相場日和とお考えください。今年の禁じ手は高値づかみと債券と株の安易な分散投資です。 ~2022年シナリオ~ ○吉田チーフのメインシナリオ
○取引ルール 1. 新規投資は毎月1回。タイミングは月末頃。 2. 1回の拠出額は1万円。1年で運用資産が12万円になる計算。 3. 長期投資が基本。10年後に資産がしっかり増えていればOK。 4. あまり多く売買をしない。 5. 取り扱う商品は投資信託のみ。個別株や個別債券、その他信用取引やデリバティブ、FXはやらない。あくまでも古典的な運用商品のみ。 6. 毎週運用状況を公開。シナリオと今後の予想を説明。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.08.22 14:40:41
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