我が家のペットと書くと、何かを飼っていると思われるでしょう
　　が、先日のベタの死以来、我家には植物以外生き物を飼っていま
　　せん。
　　まあ、粗大ごみという生き物がいるという噂もありますが。

　　今回書くのは、子供ころに飼っていたペットの話です。
　　ほとんど団地住まい、この場合県営住宅や市営住宅ですが、中学
　　生の頃に一戸建ての借家を借りたことがあります。

　　父がそこから近所の工務店に勤めた関係で、ここに移って来たの
　　です。しかしその工務店での仕事も、１年くらいで首になってし
　　まいましたが。

　　一戸建て住宅、とてもいい響きですね。
　　市営や県営住宅と違って、本当の我が家と言う感じがします。
　　それともう一つ、最大の魅力があります。

　　団地ですと、基本的にペットの飼育が禁止されています。特に犬
　　とかは駄目ですよね。割合動物好きだったので、犬を飼うのには
　　大変あこがれていました。

　　と言うことで両親の許可を得て、犬を飼うことにしました。
　　始めはどこからか野良犬でも探してきて、飼おうと思ったのです
　　が、よく遊びに行く友達の家で、犬を飼っていたのです。

　　犬の種類は、プードル。
　　中型犬ですね。友達のお母さんが飼っているのです
　　が、１匹だけではなくて、何匹か飼っています。

　　今で言うブリーダーさんですね。
　　子供を生ませては、売っていたわけです。
　　そのお母さんから、うちの犬を買わないかと言われたんですね。
　　もうすぐ生まれるからと。

　　どのくらいで買えるのかなと思って聞いたら、５万くらいだと。
　　ひぇ～、そんなお金とても用意できません。
　　でも安くしてやるから、生まれたら見においでと言われました。

　　ところでこの頃、中学２年生だったのですが、たくさんのペット
　　を飼っていました。

　　犬２匹、うち一匹は風来坊のコロで、気が向いたときに我家にや
　　ってきます。

　　黄色のセキセイインコ２匹、十姉妹５匹、鳩は最大で２５匹くら
　　いでしょうか。それにお祭りの出店で買ったウサギ２羽。
　　なんてたって大変なのが、餌代です。

　　特に大変だったのが、鳩の餌代ですね。
　　アルバイトのお金が、大半はこれに消えていきました。

　　あっ、猫もいました。あまり可愛がらなかったので、家出をした
　　まま帰って来ませんでした。名前はトラ、どんな猫かすぐに分か
　　っていただけと思います。あまり猫は好きではなかったのですが、
　　友達の親から引き取ってくれと言われて、我家に来ることになっ
　　たのです。

　　ペット物語、しばらく連載したいと思います。



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