【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

フリーページ

2006年03月10日
XML
カテゴリ:カテゴリ未分類
  我が家のペット物語、いよいよ今回の内容で、終わりにしたいと
  思います。
  最後は醜いプードルの子、マキについてです。

  マキとの最後の別れは、思わぬ形で、それは突然やってきました。
  それと共に、わたしの心の中を襲った、人への憎しみ、怒り、悲
  しみ、暴力への渇望、悪魔への改心と様々な悲哀と葛藤に苦しみ
  ました。

  愛するものを亡くす悲しみ、理不尽さへの怒り、今でもあまり触
  れたくは無い悲しい記憶です。



  さてマキと一緒に暮らすようになって1年半くらいでしょうか、
  その事件は起こりました。
  その当時のマキは、トイレトレーニングに失敗して、庭先の鉄柱
  に紐で留められ飼われていました。

  もうすでに大人なのに、体の大きさは40センチ位でしょうか、
  これが醜い条件の一つにもなるのですが、わたしにとっては逆に
  可愛い特徴でした。

  どんなときでも、誰にもじゃれ付く性格は変わらず、たとえそれ
  が隣のヒステリーさんでも変わりませんでした。



  ある日学校から帰ってくると、マキの元気がありません。
  いつもだったら、首紐一杯になるまで、飛び出してきて吠えるの
  ですが、その日はちょっと立ち上がったかと思うと、よろよろし
  ながら「バフッ」と吠えただけでした。そして、またしゃがみこ
  んでしまいました。

  特別気にすることも無く、たぶん目が覚めたばかりなのだろうと
  思っていました。

  家に入ると、その日は珍しく父がいました。いつもでしたら、仕
  事場に行っている時間です。なぜいたのかはよく分かりません。
  たぶん仕事がひと段落着いたので、早く帰ってきたのでしょう。

  その父が珍しくわたしに何か言ってきます。
  どうやら怒っているようなのです。

  父もろうあ者です。親子でありながら、父とは会話があまり成り
  立つ事はありません。それは父の使う手話が難しかったのと、声
  を出す事は無いからです。

  これが母ですと、手話はそうですが、あの独特の音程の声で会話
  をします。普通の人ではわかりづらいかも知れませんが、わたし
  達にとっては、十分な情報となりました。

  今回は父が怒っていることもあり、余計手話が難しく、何を言い
  たいのかさっぱり分かりません。それで母に間に入ってもらい、
  父の言いたいことを教えてもらいました。



  隣の子供が、隣の母親の見ている前で、マキを手に持っている鉄
  製のスコップで何度も頭を叩いていた。
  母親は止めようともせず、眺めていた。

  父はそれを見て怒り、子供の手からスコップを取り上げ、やめさ
  せた。すると母親は怒り、父の手からスコップを取り上げ、子供
  の手を引いて家に入ってしまった。



  隣の家の子供は、ほとんど外で見かける事はありません。いつも
  家の中で暮らしているようです。なぜなのかは分かりません。特
  に病気とかそういう事は無いようです。

  その子供も、たまには外に出ることがあります。
  母親が洗濯物を干している間とか、ちょっとした時間です。
  毎日のように長時間続けられる、井戸端会議には子供はいません。

  その唯一外に出る時間、そのころではスコップを持って、庭を掘
  り返すのが遊びとなっていたようです。庭と言うのは我が家の庭
  です。
  ヒステリーさんの家にも当然庭はあるのですが、その遊びは我が
  家の庭と決められているようです。

  その頃の我が家は、庭に花は植えていず、兄と二人で植えた三つ
  葉が雑草のように生い茂っていました。
  その頃高かった三つ葉にあこがれて、兄と植えたものです。よく
  育ちました。もうやめようと思って、引っこ抜いても引っこ抜い
  ても、次から次へとたくさん生えてきました。

  まあお隣さんから見れば、その辺の荒地と変わらなかったのでし
  ょう。一応掘り返してから植えているので、土も柔らかく、子供
  がほじくり返すには、格好の場所だったともいえます。

  ところで、この隣の子供に荒らされてしまう我が家の庭。
  マキの首紐が届く範囲でもあります。
  当然隣の子供にもじゃれ付くわけです。多分ですが。

  そして隣の子は、新しい遊びを考え出したのでしょう。
  マキの頭を叩くという、動くおもちゃです。

  いくら2歳くらいの子供とはいえ、鉄のスコップで叩かれたら、
  ひとたまりも無かったでしょう。
  どのくらいの間、叩かれていたのかはわかりません。

  でも父が気づいてからも、数分は叩かれていたようです。
  それを思うとぞっとします。

  わたしは、隣の子の声を聞いたことがありません。
  まああまり見かけないこともあるのでしょうが、たまに外で遊ん
  でいるときも、無言で声を上げると言うような事はありませんで
  した。

  わたしがそばにいても、わたしを見るようなこともありません。
  こうしていま考えてみると、とても恐ろしいような気がします。



  この話を聞いて、わたしはマキの状態を調べてみました。
  外傷はありません。出血もしていません。
  ただなんとなく、頭がぶよぶよしているような気がします。
  でも叩かれたので、瘤が出来てその瘤だろうと思いました。

  ここで一度、時間をください。




◇ホームページ
世界の名言を紹介しています(相互リンク募集中です)
    世界の名言





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年03月10日 07時07分52秒
コメント(0) | コメントを書く


PR

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

katsu3261

katsu3261

お気に入りブログ

庭のネモフィラ New! 放浪の達人さん

情報過多時代 NIJI.さん

気楽にのんびりお小… maumau0189さん
JF.syakoh… シャコヒズさん
演芸ボランティア活… 花ちゃん5823928さん

コメント新着

 http://buycialisky.com/@ Re: ◇『我が家のペット物語 その10』(03/08) cialis and reviewstadalafil generic alt…
 http://cialisvipsale.com/@ Re: ◇『我が家のペット物語 その10』(03/08) cialis buy ukcialis generika aus hollan…
 乗らない騎手@ ちょっとは木馬隠せw あのー、三 角 木 馬が家にあるってどん…
 らめ仙人@ 初セッ○ス大成功!! 例のミドリさん、初めて会ったのに、僕の…
 リナ@ 今日は苺ぱんちゅ <small> <a href="http://kuri.backblac…

© Rakuten Group, Inc.